6号竿

ラビットパパ

2012年08月24日 17:43

8月24日(金)

久しぶりのへら竿作りの記事です。6号竿ですが、やっとこさ、ほぼ完成です。



握り手は、いつもより少しシンプルに糸巻きをメインにした握りにしました。手元竿の竿尻の茶色がワンポイントのつもりなんです。



硬めの7:3くらい、ストレートなテーパーではなく、先へ行くほどテーパーがきつくなる砲弾型を意識して素材を組んでみました。以前、テーパーと調子で使用したグラフを今回も作ってみました。人から頂いた紀州の竹竿(軟調)と比較してみましたが、だいたいイメージ通り、砲弾型になっているように思います。



実際に曲げてみると、全体的にはなかなか良い感じに見えます。一番気にしていた穂持ちと穂先の継ぎ部分は非常にナチュラルです。ただ、穂先の先部分が少し太いように思えますので、もう少し削ってもよかったかなという感じがします。また、3番と穂持ちの径差が少し大きいので、ここの段差が少々気になります。



明日はこの竿の試し釣りに行こうと思っていたのですが・・・

実は元竿の玉口をちょっと失敗してしまい、少しでも修正しようと口巻き部分を火で炙って矯めなおしていたのですが、まだ塗装が十分に乾燥していないので、塗装が浮いてしまいました。力のかかる玉口部分なので、このままにするとまずボキッと逝ってしまうでしょうから、仕方なくこんな無残な姿になってしまいました。



糸を巻きなおし、この部分の塗装をやり直します。来週にはなんとか試し釣りができるのではと思っています・・・。

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以下、6号竿の仕様メモです。




(長さ)
(玉口径)
(込み長)
(込み元径)


手元(4番)
830
9.9
n/a
11.5


穂持ち下(3番)
830
7.7
90
8.7


穂持ち(2番)
750
5.1
80
6.4


穂先(1番)
730
1.2
70
4.3



※ 竿長:    830+830+750+730-(90+80+70)=2,900(約9.5尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長戻った部分
          (差込み完了部)の太さ。
※ 玉口径: 穂先の込み口径は穂先先端部の太さ(目標)。

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