口巻き
3月21日(木)
昨日、握り手を巻きましたので、本日は口巻きからです。
今回の穂持ちには芽割れがありましたので、割れていた3節目まで糸を巻くことにしています。通常糸を巻く部分はキシャギといって塗装が乗るように竹の表皮を薄く削って下地を作りますが、節を超える場合には節の部分を平らにする処理も必要になります。芽の裏側の膨らんだ部分はヤスリで削り、芽の凹んだ部分はパテなどで埋めてまっすぐにします。
いつもは写真の右側のエポキシパテを使っていたのですが、薄く乗せる時ははずれやすいので、今回はエポキシの接着剤に竹の削り粉を混ぜたものを塗って固めることにしました。
30分ほど待てば十分固まるのですが、念のため一晩置いてから削りました。
エポキシパテを使うより、こちらの方がよさそうです。
では、いよいよ糸巻きですが、わたしの場合、ドリルを使って糸を巻いています。セットアップの方法は7号竿のところで詳しく書いていますので、
こちらをご参照ください。実際にはどれくらいのスピードで巻いているかを動画に撮ってみました。15秒くらいのところで、ドリルをフル回転にしたので、早くなります。
片手でやっていたので、この後ちょっと失敗してしまって少しやり直しをしたのですが・・・。とにかく、なかなか早く巻けます。手で巻いていると指がつりそうになってしまいますが、そんなこともなく、またシロウトが手で巻くのと比べると遥かにきれいに巻けます。
では、次は糸止めの塗りです。
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