3号竿 握り手

ラビットパパ

2012年04月04日 18:18

4月4日(水)

3号竿の握り手ですが、シンプルに籐と糸巻きでいこうと思っていたのですが、ネットを見ていると乾漆粉というのを使った塗りがあり、なかなか魅力的だったので、試してみることにしました。

赤・黄・緑の乾漆粉をお店で探しましたが、赤と緑しか見つけられず。黄色も欲しかったので、本漆の乾漆粉の作り方を調べて真似して作ることに・・・・。適当なガラス板がなかったので、お酒のワンカップのビンを使用して、合成うるしの黄色を薄く塗り、翌日にある程度乾燥後、お湯に付けてから(必要ないかもしれません)、そーっと鉄定規で剥がすといとも簡単に・・・。



接着面はまだベトツキ感がありましたので、半日ほど乾燥させ、これを粉々に砕いて、完成。今回使う粉は金粉も含めて以下のとおり。



乾漆粉を塗る前の握り手は下の写真のような感じです。すでに両サイドの籐には、黒うるしを3度ほど塗って乾燥させた後、平らになるようにサンドペーパーで水研ぎしてます。中央部分は、糸を巻き、その上から糸目が見えなくなるまで、黒うるしを4度塗っています。この部分に乾漆粉を付けることにしてます。



まず、籐部分にマスキングテープを張ります。そして、中央部分に接着剤の役割&背景色のために黒うるしを塗り、表面が乾く前に、乾漆粉を振りかけます。乾漆粉は事前に混ぜておきました。緑10に対して、赤・黄・金、すべて2の割合で入れました。混ぜたときには赤も結構目立っていたのですが、実際に塗るとほとんど見えなくなってしまいました。写真では金色はあまり光っていないようですが、実際には金色がピカピカそして黄色が目立ちます(ケバイです・・・)。



そして、1日乾燥後、ウレタンを上から塗って定着させます。そして、また乾燥。1日は待てず、12時間程度で、マスキングテープをはずし、水研ぎ。



そして、両サイドの籐の部分にうるしの透明に黒を少し混ぜて塗りました。



もう、完成間近です。ややアンティークな雰囲気になってきました。赤がもう少し出てるとイメージどおりだったのですが、まあ次回の課題です。これからは、あともう一度籐部分に透明を塗って乾燥、そして握り手全体にウレタンを2度ほどかけて、最後にウレタンのテカテカを少し曇らせて出来上がりって感じです。乾漆粉の部分にもう少し透明感がでることになるので、どんな感じになるか楽しみです。この続きは、竿の完成の時に・・・。

関連記事