3号竿プロジェクト始動

ラビットパパ

2012年03月13日 18:23

3月13日(火)

先日修理した竿2号ですが、その後一度使用し、問題なく使えました。ただ、やはり竹がやわらかすぎるので、どこまで耐えられるか家でテストしてたんです。すると再び同じ込みのところが、

バキッ・・・」

もう、修理するより新たな竿を作ることにしました。竿3号プロジェクトの始動です。

今回も8尺です。前回の敗因はまず素材にあり・・・ということで、素材を厳選しました。ただし、高級な竿用の竹素材ではなく、いつもの園芸用のちょっと干からびた竹+嫁さんの実家近くで拾った細い竹(おそらく普通の女竹)です。できるだけ節間の詰まったもので、節から出ていた枝の切り後が目立たない部分を選びました。また、あまりテーパーの効いてない竹なので、前回のように3本継ぎではなく、4本継ぎにして、全体としてテーパーがでるようにしました。穂先は竿2号のものを流用し、短く切って使うことにしました。



火入れ、生地組み、中抜きまで、完了しました。中抜きは3番の竹を割るのを恐れたので、現時点ではとりあえず手元の4番だけにして、穂持ち(2番)の収納はあきらめ、穂先(1番)のみ納めることにしました。写真の手元用の竹ですが、竿尻側が欲しい長さより少し短かったので、尻栓を長めに竹で作り、印籠継ぎとしました(どうせ握りで隠れる部分なので)。また、ほぼ中央部分にひび割れと疑われる縦傷がありましたので、念のためこの部分には上からエポキシを塗って、糸を巻いて補強する予定です。

これからまだ口糸巻き、込みや握り手の作り、塗りとまだまだ工程があります・・・。最後まで大きな失敗をすることなく、進めばいいのですが、失敗すると竹から探さないといけません。もう家に残っている竹はひょろひょろのJUNKばかりです・・・。

成功を祈って、今宵は前祝いだ~。



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以下、自身の記録のために竿サイズの詳細のメモです。




(長さ)
(込み口径)
(込み長)
(込み元径)
(込み先径)


手元(4番)
710
8.7
n/a
10.0
n/a


穂持ち下(3番)
710
6.6
90
7.6
6.7


穂持ち(2番)
620
4.4
80
5.6
4.8


穂先(1番)
600
n/a
70
3.6
2.9



※ 予定竿長: 710+710+620+600-(90+80+70)=2,400(8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。

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