1日でウキを作る Part2

ラビットパパ

2012年02月22日 08:21

2月22日(水)

【Part2:ボディー成型】

では、塗装する前までのボディーを成型するところです。まずは、切削が完了したカヤの中心部分にグラスソリッドをゆっくりとまっすぐになるように慎重に差し込んでみます。



今回はウキのボディーが6cmと短いので、通し差しにすることにしましたが、脚には竹やカーボンなど違う素材や違う径のソリッドを使用するケースも多く、おまけにソリッドの通し差しだと少し重くなるので、脚とトップのソリッドは別のものを使うことの方が一般的だと思います。



写真のようにカッティングボードの線などを見ながらやると、わりとまっすぐ入れやすいと思います。なお、写真のカッティングボードはアメリカ在住時に購入したものなので、数字はインチ表示で、cmではありませんのでご注意ください。

次に指し込んだソリッドを一旦抜き、ゼリータイプの瞬間接着剤をボディーの中心部の穴を目がけて垂らします。そしてソリッドを回しながら一気に指し込みます。回しながらすると接着剤が中に入っていきます。ゆっくりやりすぎると途中で瞬間接着剤が固まってしまい、どうしようもなくなります。わたしは間一髪でした。

そして今度は開いた部分に液体の瞬間接着剤を塗ってから、すばやくタコ糸をグルグル巻きにしました。マスキングテープは巻いたままでOK。糸が滑らないので簡単に巻けます。トップとボトムと順にやります。おそらく状態が見えるからだと思いますが、一般的には細い糸を隙間をあけて巻くようです。太いタコ糸だと状態は見ませんが、瞬間接着剤を使用しているのでいずれにせよ修正は効かないため、全体的に力が入りやすい太いタコ糸を使用しました。



5分もすれば乾いていますので、慎重に糸をほどきます。糸も瞬間接着剤で少し固まっていましたが、それほど苦労せずに取れました。



次にマスキングテープがあるので、それもはずしました。カヤの表面はそれほど瞬間接着剤がついていませんでしたが、少々ガビガビにはなっていました。



そして、全体的に紙やすり400番程度で磨きました。ガビガビは簡単に取れました。・・・が、あわせの部分に隙間がありました。木工用ボンドでつけていると、この程度は瞬間接着剤をつけて再度糸で縛ると簡単に修正できるのですが、最初から瞬間接着剤なので、修正不可です。塗りのところでごまかすことにしました。試しにトップも付けてみました。良い感じです。



~ 【Part3:塗装】に続く ~

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