中抜き

ラビットパパ

2013年03月17日 08:00

3月16日(土)

さて、次は中抜きです。7号竿の時は面倒だったので、タコ糸を巻かずに中抜きをしましたが、今回は安全にタコ糸を巻いてから中抜きしました。中抜き用の錐は0.5mm単位で作っていますので、最初は3.5mmで抜いてから、0.5mmずつ大きいのを使用し、最終5.5mmまであけました。

もちろん、穂先の一番太いところ(4.3mm)より、穴は大きくなくてはいけませんが、差し込む穂持ちの込みの先端部分(5.7mm程度)より、小さくなくてはいけません。5mmでも穂先は入ったのですが、余裕のある5.5mmまであけました。これがいいかどうかはわかりません・・・。

通常は中抜き用の錐を万力に挟んで、竹を両手の間でキリモミしてあけるのですが、本日は電動ドリルに差し込んで使いました。どちらが良いかは一長一短。ドリルが簡単で早いですが、勢いがあるので、割ってしまう恐れも高いと思います。



次に内部のヤスリ掛けです。しばらく製作をしていなかったので、先程の中抜き用の錐も少し研ぎなおしてから使いましたが、ヤスリも新しいのに貼りなおしてから使いました。両面テープを貼り、ロール型サンドペーパーを細く切って巻いて使います。



中抜きも無事完了。穂先も余裕ではいります。




【ご参考まで】

中抜き用の錐は直径2.5mmおよび3mm、長さ900mmのピアノ線で作っています。東急ハンズで買いましたが、以下のAMAZONのものも東急ハンズと書いてあるのでおそらく同じものです。

2.5mmのピアノ線で、刃幅3mmと3.5mmの錐を作り、3mmのピアノ線で、刃幅4mmから0.5mm単位に8mm程度のものまで作っておくと、穂持ちの高野竹の元部分が7mm程度までの4本継ぎの竿までなら製作できると思います。ピアノ線の両端に刃をつけていますので、2.5mm×1本、3mm×5本でした。3本継ぎの竿だけであれば、穂先の元が太くても5mmまででしょうから、6mm程度までの錐があればOKだと思います。

錐の製作方法は、こちらのフライロッドを製作されている方のサイトが非常に参考になるかと思います。わたしもこちらを参考にさせていただき、製作しました。ただし、わたしは七輪ではなく下の写真のトーチを使い、油でなく水で焼き入れをしました。最後の焼きならしの工程は、高温は必要ないので、ガスコンロでも大丈夫です。3mmだと焼入れもガスコンロでもできるかもしれません。





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