2012年02月08日
2号竿改造
2月8日(水)
先日、へら用の2号竿を製作し、実釣に使ってみようと思っていたのですが、その数日後に知り合いから本物の竹のへら竿をいただいてしまい、そのあまりもの違いに愕然として
、自作の2号竿を使えなくなってしまいました
。
それ以来、本物を参考に穂持ち(穂先の次)を違う竹に変更して組み直し、穂先はカーボンから竹に、塗装もやり直し・・・と作業を進めて2号竿を改造しました。まだ仕上げの拭き塗りをしていませんが、ほぼ完成。8.3尺です。今度こそ、実釣してみたいと思います
。
塗装は前回は継ぎ口はエポキシで先に固め、仕上げに全体にウレタンを塗っていたのですが、今回は高級うるしや特製うるしなど、いわゆる合成うるしの類で塗装してみることにしました。継ぎ口は塗装をはがし、糸巻きからやり直しました。また竿の胴部分もウレタン塗装をヤスリで少し削ってからうるしを塗りました。これは本漆ではないので、かぶれないし、色も和竿らしい色がでるのでいい感じです。ただ、エポキシやウレタンに比べると乾燥時間がかかる上に、何度も塗り重ねないといけないのです。面倒で、ついつい分厚く塗ってしまい、こんなことになってしまいました
。

まだら模様です・・・
。本当は「透明」という色を何度も塗ると少し濃い色になっていい感じになるはずだったのですが、一度目に塗ったときにあまりに色が薄かったので、面倒になり「透(すき)」という濃い目の色をしかも分厚く塗ってしまったのです
。乾燥後、あまりにかっこ悪かったので、削ったのですが、もともと凹んでいる部分は、削っても塗装が取れず、これ以上削ると籐自体が削れてしまいそうだったので、あきらめてまだら模様を選択することになったわけです。できあがれば、まあこれはこれでええっか~という感じです。では拡大写真
。

中央の黒い部分は、前回エギのアワビシートをあしらってみたのですが、わが息子に「かっこ悪い」と不評でしたので、それを取り除きました。そして、かわりに継ぎ口の糸巻き部とともに金粉を降りかけてみましたが、ちょっと全体にかけ過ぎてどこかのケバいおねえちゃんのネイルのようになってしまいました
。まあ、これも実験ということでOKでしょう。全体的にまだ少しデコボコはありますが、まあドシロートの1作目はこんなもんでしょう
。

こちらは継ぎ口部分です。やはり金粉をいっぱい付けたので、ピカピカ
のネイル状態です。拡大写真はこちら
。

糸巻きは今回かなり細い糸を使いましたので、盛り上がりも少なくいい感じにできました。ただ、細い糸は巻くのも時間がかかるので面倒です。途中でロッドモーターで竿を回しながら巻く方法を試すと、結構簡単に巻けるようになりましたので、次回からはその方法でいきます
。
最後に穂先です。「竹で穂先を作ってやる」、これが今回の改造の大きなテーマでした。ホームセンターで真竹?の平たい割竹を一本購入(確か150円程度)。それを削って作りました
。

まずは竹を細く切り、そしてカンナで四角柱を作り、さらに強い表皮部分は残すようにカンナを入れてテーパーをつけた四角錐にします。そして角を取って八角錐に、そこからはヤスリを使い円錐形に、そしてドリルに尻部を挟み、回しながら紙やすりで仕上げていきます。途中火入れを何度もしながらまっすぐにしていきます。まだほんの少し曲がっていますが、OKということにしておきましょう。何とかできましたが、穂先作りはとても大変な作業でした(でも楽しい・・・
)。
竿作り全体を通じての感想は、とにかくとても面倒で根気のいる作業の連続でした。ただ仕上がった時には、達成感と満足感が満タンでした。問題はここからです・・・継ぎ口の部分は調子に乗って削りすぎて、かなり薄いんです。なので、実釣で「ポキッ」っといかないように願うばかりです
。
先日、へら用の2号竿を製作し、実釣に使ってみようと思っていたのですが、その数日後に知り合いから本物の竹のへら竿をいただいてしまい、そのあまりもの違いに愕然として


それ以来、本物を参考に穂持ち(穂先の次)を違う竹に変更して組み直し、穂先はカーボンから竹に、塗装もやり直し・・・と作業を進めて2号竿を改造しました。まだ仕上げの拭き塗りをしていませんが、ほぼ完成。8.3尺です。今度こそ、実釣してみたいと思います

塗装は前回は継ぎ口はエポキシで先に固め、仕上げに全体にウレタンを塗っていたのですが、今回は高級うるしや特製うるしなど、いわゆる合成うるしの類で塗装してみることにしました。継ぎ口は塗装をはがし、糸巻きからやり直しました。また竿の胴部分もウレタン塗装をヤスリで少し削ってからうるしを塗りました。これは本漆ではないので、かぶれないし、色も和竿らしい色がでるのでいい感じです。ただ、エポキシやウレタンに比べると乾燥時間がかかる上に、何度も塗り重ねないといけないのです。面倒で、ついつい分厚く塗ってしまい、こんなことになってしまいました


まだら模様です・・・




中央の黒い部分は、前回エギのアワビシートをあしらってみたのですが、わが息子に「かっこ悪い」と不評でしたので、それを取り除きました。そして、かわりに継ぎ口の糸巻き部とともに金粉を降りかけてみましたが、ちょっと全体にかけ過ぎてどこかのケバいおねえちゃんのネイルのようになってしまいました



こちらは継ぎ口部分です。やはり金粉をいっぱい付けたので、ピカピカ



糸巻きは今回かなり細い糸を使いましたので、盛り上がりも少なくいい感じにできました。ただ、細い糸は巻くのも時間がかかるので面倒です。途中でロッドモーターで竿を回しながら巻く方法を試すと、結構簡単に巻けるようになりましたので、次回からはその方法でいきます

最後に穂先です。「竹で穂先を作ってやる」、これが今回の改造の大きなテーマでした。ホームセンターで真竹?の平たい割竹を一本購入(確か150円程度)。それを削って作りました


まずは竹を細く切り、そしてカンナで四角柱を作り、さらに強い表皮部分は残すようにカンナを入れてテーパーをつけた四角錐にします。そして角を取って八角錐に、そこからはヤスリを使い円錐形に、そしてドリルに尻部を挟み、回しながら紙やすりで仕上げていきます。途中火入れを何度もしながらまっすぐにしていきます。まだほんの少し曲がっていますが、OKということにしておきましょう。何とかできましたが、穂先作りはとても大変な作業でした(でも楽しい・・・

竿作り全体を通じての感想は、とにかくとても面倒で根気のいる作業の連続でした。ただ仕上がった時には、達成感と満足感が満タンでした。問題はここからです・・・継ぎ口の部分は調子に乗って削りすぎて、かなり薄いんです。なので、実釣で「ポキッ」っといかないように願うばかりです

タグ :2号竿
2012年01月16日
2号竿
1月16日(月)
今週の土曜も磯に行こうと思っていましたが、爆風の予報だったので、仕方なくあきらめました
。・・・ということで、今週もへらの管釣りへ
=3。
寒さ対策にこんなものを入手してみました。皆さんが使っているような高級ブランド品ではありませんが、組み立ても楽勝で(開けるだけ)、効果もばっちり、全然寒くなかったです。
へらはまだ始めたばかりなので、いろいろなエサや釣りパターンを順に試しているのですが、今回は完敗
。前回両グルテン(+ペレット付け)の底釣りで好調だったので(前々回は両ウドン、その前はセット釣り)、本日はエサはそのまま、宙釣りでやってみましたがダメ。結局、最後の方に底釣りに変えて、やっとこさ1枚。

サイズは35cm程度と結構よかったです。やはりこの季節、チヌと同じように底なのでしょうか?宙でたくさん釣っている人もいるようなのですが・・・。まだまだ修行が足りません
。
実はもう1枚かけたのですが、やりとりを必要以上にやっていると水面でバラしてしまいました。やはり、手作り竿1号は半分ペナペナのグラスソリッドで柔らかすぎてなかなか浮いて来ないし、手前の桟橋下に突っ込まれるし・・・
。
早急に2号の製作が必要でしょ・・・
ということでがんばってみました
。

今回、握り手は籐を巻いてみました。全部籐にしようかと思いましたが、足りなかったので、中央部は糸で巻き、実験的にエギ用のアワビシートを切って貼り、その上から塗装してみました。

3本継ぎの8.5尺程度ですが、穂先はカーボン、穂持ちと手元は竹です。穂先は手元に収納できるように竹の節を抜きました(鉄棒でロングドリルを作りました)。塗装は、まず握り手と継ぎ口をエポキシで固め、そして全体にウレタン塗装を2度しました。次回はこの竿でがんばってみます
。
勢いで、玉枠の作業も進めました。こちらももう少しで完成です。

こちらに籐を使ってしまったので、握り手に不足してしまいました
。
今週の土曜も磯に行こうと思っていましたが、爆風の予報だったので、仕方なくあきらめました


寒さ対策にこんなものを入手してみました。皆さんが使っているような高級ブランド品ではありませんが、組み立ても楽勝で(開けるだけ)、効果もばっちり、全然寒くなかったです。
へらはまだ始めたばかりなので、いろいろなエサや釣りパターンを順に試しているのですが、今回は完敗


サイズは35cm程度と結構よかったです。やはりこの季節、チヌと同じように底なのでしょうか?宙でたくさん釣っている人もいるようなのですが・・・。まだまだ修行が足りません

実はもう1枚かけたのですが、やりとりを必要以上にやっていると水面でバラしてしまいました。やはり、手作り竿1号は半分ペナペナのグラスソリッドで柔らかすぎてなかなか浮いて来ないし、手前の桟橋下に突っ込まれるし・・・

早急に2号の製作が必要でしょ・・・



今回、握り手は籐を巻いてみました。全部籐にしようかと思いましたが、足りなかったので、中央部は糸で巻き、実験的にエギ用のアワビシートを切って貼り、その上から塗装してみました。

3本継ぎの8.5尺程度ですが、穂先はカーボン、穂持ちと手元は竹です。穂先は手元に収納できるように竹の節を抜きました(鉄棒でロングドリルを作りました)。塗装は、まず握り手と継ぎ口をエポキシで固め、そして全体にウレタン塗装を2度しました。次回はこの竿でがんばってみます

勢いで、玉枠の作業も進めました。こちらももう少しで完成です。

こちらに籐を使ってしまったので、握り手に不足してしまいました

タグ :2号竿
2012年01月03日
1号竿
1月3日(火)
前回の記事でヘラブナに使った竿ですが、自作第1号ということで、簡単にするために半分は竹、半分はグラスソリッドという2本継ぎのシンプルなものにしました。長さは約8尺(2.4m)。わたしの使用する竹はこんなやつです。

100円ショップやホームセンターで売っている、超安価なやつです・・・
。こんな中から極端に節が飛び出てないやつ、適当な太さ、干からびてない竹、などの基準で選定します。そして節から出ていた枝の後を彫刻刀で削り、火入れ(台所のコンロ)して、曲げを直していきます。子供の頃にやった竹ひご飛行機を作る要領です(こちらは太いですけど)。炙り過ぎると突然焦げる
ので、ゆっくり火入れします。そしてある程度まっすぐになったら、継ぎの口を作ります。

まず、タコ糸などを巻いて補強しておいてから(しないと割れる)、ドリルの刃を手やペンチで挟んで、竹の方をクリクリと回しながらゆっくり削っていきます。ドリルの刃の直径は少しずつ大きくしていきます(根気がいる作業です)。予定の大きさに近づいたら(竹をギリギリまで薄くする感じです)後はヤスリで調整します。込み口が完成したら、タコ糸をはずして、口の方から細めの糸を巻いていきます。

さし込む方は、この穴の大きさにあわせて少しずつテストしながら削っていけばOKです。
次に握り手を作っていきます。新聞紙を切って竹に巻いていきます。ヤスリで形は整えます。意外と簡単にこんな風にできます。

そして、今度は尻側から糸を巻いて行きます。少しかっこよくするために最後の部分はエンジ色の糸を巻きました
。

こちらはまだ2回塗りで、磨いていませんが、込み口と穂先です。穂先は120cmのグラスソリッドをマジックで黒に塗り、ウレタン塗装しています。

握り手は中途半端にテカテカですが、あと一度厚めに塗ってから、ヤスリとコンパウンドで磨いて終了予定です。

釣って曲がるとこんな感じになりました。
。

グラスソリッドはちょっとやわらかすぎるので、穂先側120cmの半分くらいは細い竹にして先のみグラスにすることを検討中です・・・
。すでに第2号竿の仕込みもやっています・・・
。おまけに玉枠も・・・
。
あ~、明日から仕事です。おまけにいきなり東京じゃ・・・
・・・(でも、釣具屋にも行ける・・・
)。
前回の記事でヘラブナに使った竿ですが、自作第1号ということで、簡単にするために半分は竹、半分はグラスソリッドという2本継ぎのシンプルなものにしました。長さは約8尺(2.4m)。わたしの使用する竹はこんなやつです。

100円ショップやホームセンターで売っている、超安価なやつです・・・



まず、タコ糸などを巻いて補強しておいてから(しないと割れる)、ドリルの刃を手やペンチで挟んで、竹の方をクリクリと回しながらゆっくり削っていきます。ドリルの刃の直径は少しずつ大きくしていきます(根気がいる作業です)。予定の大きさに近づいたら(竹をギリギリまで薄くする感じです)後はヤスリで調整します。込み口が完成したら、タコ糸をはずして、口の方から細めの糸を巻いていきます。

さし込む方は、この穴の大きさにあわせて少しずつテストしながら削っていけばOKです。
次に握り手を作っていきます。新聞紙を切って竹に巻いていきます。ヤスリで形は整えます。意外と簡単にこんな風にできます。

そして、今度は尻側から糸を巻いて行きます。少しかっこよくするために最後の部分はエンジ色の糸を巻きました


こちらはまだ2回塗りで、磨いていませんが、込み口と穂先です。穂先は120cmのグラスソリッドをマジックで黒に塗り、ウレタン塗装しています。

握り手は中途半端にテカテカですが、あと一度厚めに塗ってから、ヤスリとコンパウンドで磨いて終了予定です。

釣って曲がるとこんな感じになりました。


グラスソリッドはちょっとやわらかすぎるので、穂先側120cmの半分くらいは細い竹にして先のみグラスにすることを検討中です・・・



あ~、明日から仕事です。おまけにいきなり東京じゃ・・・


タグ :1号竿