2012年10月16日
7号竿の製作②
10月16日(火)
7号竿の製作の続きです。Part①はこちら。
今回はまず握り手作りです。一般的な方法の新聞紙を使います。わたしの場合四枚重ねです。片側17cm程度、反対側15cm程度、5mm~10mmずつ横にずらして、木工用ボンドを最初と最後だけ付けて巻いていきます。

きれいに巻くためには、まず竹を平らに処理することです。巻いた新聞紙は、後でナイフ等で削れば角度は調整できるので、前後ともにバランスよく硬く締まるように新聞紙を引っ張りながら巻いていきます。下の写真が巻きあがったところです。

次に好みの角度をつけていきます。カッターでもよいでしょうが、わたしは切り出しナイフを使っています。最後に軽くサンドペーパーをかけるとなめらかになります。

そして、綿糸を巻いていきます。これで握り手らしくなってきます。

次に尻栓をします。手元には木の栓、穂持ちには、竹串の栓にしました。お好みで何でもいいと思いますが、きつ過ぎると差し込む際に割ってしまうので、少し緩めがいいと思います。ボンドは写真のエポキシを使っています。竹の中に入れている栓部分の長さは1.5cm~2cm程度です。

穂持ちの尻栓は余分な長さをすぐに切ってヤスリできれいにしましたが、元竿の余分な長さは、口糸巻きの際にドリルに咥えさすのに便利なので、口糸を巻き終えてから切ることにします。
口糸巻きですが、わたしは簡単な自具と電動ドリルを使って巻いています。まず自具ですが、糸を引きだすのにブレーキがかかるようにスプールをバネを挟んでネジで止めています。

糸はまず手巻きで10回程度巻いてテープでほつれないように仮止めします。

竿尻側をドリルに咥えさせます。元竿は、このために尻栓の余分な長さを残しておきました。

口糸を巻くすぐ下あたりを下の写真のように竿台にセットします。下のように緩い角度をつけると糸が隙間なく、きれいに巻けます。角度が弱いと糸と糸の間に隙間があき、角度が強過ぎると左側ではなく反対の右側に糸が巻かれてしまいます。

あとは右手で口糸を巻く部分のすぐ下あたりを竿台とともに押さえ(糸を張り)、左手でドリルのスイッチを入れます。巻き進むに従い、角度が強くなると右側に巻き戻ってしまうため、角度を保つように少しずつ竿台ごと右側にずらしていきます。わずか1分ほどで、全部巻けてしまいます。糸スプール部分と竿の距離を遠くにしておくと、角度が少しずつしか変わらないので右側にずらす頻度が少なくてすみます。
これが巻きあがった状態です。

この後、元竿の尻栓を揃えて切り、丸く削ります。そして、せっかく巻いた糸がほつれないように早い内に糸決め塗りをしておきます。

糸決めには、口糸は黒色、握り手は透色の合成うるしを倍ほどに薄めて塗りました。もう一度、塗って乾燥させた後、次回はいよいよ玉口の削り、穂先の仕上げ、そして残りの塗りをして完成させることになります。
火入れ
7号竿の製作①
7号竿の製作②
7号竿の製作③
7号竿の製作④
7号竿の製作⑤
7号竿の製作の続きです。Part①はこちら。
今回はまず握り手作りです。一般的な方法の新聞紙を使います。わたしの場合四枚重ねです。片側17cm程度、反対側15cm程度、5mm~10mmずつ横にずらして、木工用ボンドを最初と最後だけ付けて巻いていきます。

きれいに巻くためには、まず竹を平らに処理することです。巻いた新聞紙は、後でナイフ等で削れば角度は調整できるので、前後ともにバランスよく硬く締まるように新聞紙を引っ張りながら巻いていきます。下の写真が巻きあがったところです。

次に好みの角度をつけていきます。カッターでもよいでしょうが、わたしは切り出しナイフを使っています。最後に軽くサンドペーパーをかけるとなめらかになります。

そして、綿糸を巻いていきます。これで握り手らしくなってきます。

次に尻栓をします。手元には木の栓、穂持ちには、竹串の栓にしました。お好みで何でもいいと思いますが、きつ過ぎると差し込む際に割ってしまうので、少し緩めがいいと思います。ボンドは写真のエポキシを使っています。竹の中に入れている栓部分の長さは1.5cm~2cm程度です。

穂持ちの尻栓は余分な長さをすぐに切ってヤスリできれいにしましたが、元竿の余分な長さは、口糸巻きの際にドリルに咥えさすのに便利なので、口糸を巻き終えてから切ることにします。
口糸巻きですが、わたしは簡単な自具と電動ドリルを使って巻いています。まず自具ですが、糸を引きだすのにブレーキがかかるようにスプールをバネを挟んでネジで止めています。

糸はまず手巻きで10回程度巻いてテープでほつれないように仮止めします。

竿尻側をドリルに咥えさせます。元竿は、このために尻栓の余分な長さを残しておきました。

口糸を巻くすぐ下あたりを下の写真のように竿台にセットします。下のように緩い角度をつけると糸が隙間なく、きれいに巻けます。角度が弱いと糸と糸の間に隙間があき、角度が強過ぎると左側ではなく反対の右側に糸が巻かれてしまいます。

あとは右手で口糸を巻く部分のすぐ下あたりを竿台とともに押さえ(糸を張り)、左手でドリルのスイッチを入れます。巻き進むに従い、角度が強くなると右側に巻き戻ってしまうため、角度を保つように少しずつ竿台ごと右側にずらしていきます。わずか1分ほどで、全部巻けてしまいます。糸スプール部分と竿の距離を遠くにしておくと、角度が少しずつしか変わらないので右側にずらす頻度が少なくてすみます。
これが巻きあがった状態です。

この後、元竿の尻栓を揃えて切り、丸く削ります。そして、せっかく巻いた糸がほつれないように早い内に糸決め塗りをしておきます。

糸決めには、口糸は黒色、握り手は透色の合成うるしを倍ほどに薄めて塗りました。もう一度、塗って乾燥させた後、次回はいよいよ玉口の削り、穂先の仕上げ、そして残りの塗りをして完成させることになります。
火入れ
7号竿の製作①
7号竿の製作②
7号竿の製作③
7号竿の製作④
7号竿の製作⑤
2012年10月13日
7号竿の製作①
10月12日(金)
半月ほど前に火入れの記事で作業中としてた7号竿ですが、やっと火入れも完了し、ぼちぼちと作業を進めていますので、その製作過程を書いておきます。当然ながら自己流で、試行錯誤していますので、毎回少しずつやり方は変わっています
。
========================================
火入れ終了後、手元用の竹は中抜きをしました。万力に中抜き用のキリを固定、両手のひらで竹をはさんで回します。いわゆるキリモミです。下の写真ではやっていませんが、割れやすいので、竹にタコ糸でも巻いてからやる方が安全です。またキリは細いもので節を抜いてから、徐々に太いものを使っています。

キリは東急ハンズなどで売っている長さ90cm、直径3mmのピアノ線で作っています。0.5mm単位で5本(両先端に刃があるので10種)、刃幅は4.0mm~8.0mmまであります(節抜き用に直径2mmのピアノ線で刃幅3mmのもあります)。4本継ぎの場合、穂持ちを手元に入れることになりますが、穂持ちの太いところで6mm~7mm程度でしょうから、8.0mmまでの穴があけられれば、あとはヤスリで大丈夫です。このキリは、竹相手ということで、そこそこの堅さがあれば大丈夫だと思いましたので、焼入れや焼きなましは適当にやっていますが問題なく使えています。平キリと作り方は同じなので、ご興味ある方はこちら。

中抜きが完了したら、棒ヤスリで内部を削ります。棒ヤスリはキリ同様のピアノ線の先にサンドペーパーを両面テープで貼って使っています。サンドペーパーはロール形状のものが使いやすいです。通常のシート状のサンドペーパーだと細い棒に巻くと割れてしまいます。
次に穂先ですが、火入れは穂持ちや手元用の竹と同様に10回近くしています。仕上げにヘアアイロンを矯め木のように使ったところ、非常にうまくまっすぐにできました。ヘアアイロンはフライロッドを作っている方が、穂先の火入れに利用されている記事を見てヒントを得ました。

穂先製作に興味ある方はこちら。ただ、ずいぶん前に書いた記事なので、今は少しやり方が変わっていますが、基本は同じです。
そして、手元、穂持ち、穂先の長さを予定寸法に切りそろえて、ブランクの完成です。ウルシの薄め液をキッチンペーパーにつけてしごくと、表面の汚れがきれいに取れます。芽の部分は電動ルーター等できれいに削り、竹の表面も塗装が乗りやすいように600番程度のサンドペーパーで磨きました。節回りは特に念入りに磨きました。

次に口糸を巻く部分をキシャギます。ナイフを使って表面の皮をはぎます。マスキングテープなどで境目に印を入れると失敗しません。

込み削りです。最近はこのヤスリを使っています。左手で竹を回しながら削っています。表面積が大きく平らな部分が広いので、まっすぐにテーパーを削りやすいと思います。力を入れすぎると力の入りやすい先部分だけ削れてしまいます。また、節が込み部分の中にある場合は、そこだけ硬いので、周りのやわらかい部分が削れ易くなるため注意が必要です。

そして400番程度のサンドペーパーで仕上げ削りをするとこんな感じになります。

以上です。
ここまでは火入れで少し焦がした以外は大きなミスもなく順調です。ただ、穂先は約79cmですが、節間が30cm程度の真竹だったので、節が2箇所入っています。根元近くの節は大丈夫だと思いますが、先端に近いところにも節があり、少々不安です。ここは糸を巻いて補強しておこうと思います。また、素材をよく見ると、穂先の中央部に虫が食ったような小さな穴跡があることと、穂持ちの中間部に竹の表皮が傷ついて少し削れている部分があり、強度の面で少々心配しています。糸を巻いて補強する方法もありますが、こちらはそのままやってみようかと思っています。
次の工程は、握り手作りや口糸巻きの作業になります。握り手はあとで製作するのが一般的かもしれませんが、今回はシンプルな綿糸巻きのみにする予定なので、口糸巻きと同じタイミングでやってしまおうと思います(塗り工程を一緒にやってしまえるので)。それが終わると、玉口の削りや塗りになります。
火入れ
7号竿の製作①
7号竿の製作②
7号竿の製作③
7号竿の製作④
7号竿の製作⑤
半月ほど前に火入れの記事で作業中としてた7号竿ですが、やっと火入れも完了し、ぼちぼちと作業を進めていますので、その製作過程を書いておきます。当然ながら自己流で、試行錯誤していますので、毎回少しずつやり方は変わっています

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火入れ終了後、手元用の竹は中抜きをしました。万力に中抜き用のキリを固定、両手のひらで竹をはさんで回します。いわゆるキリモミです。下の写真ではやっていませんが、割れやすいので、竹にタコ糸でも巻いてからやる方が安全です。またキリは細いもので節を抜いてから、徐々に太いものを使っています。

キリは東急ハンズなどで売っている長さ90cm、直径3mmのピアノ線で作っています。0.5mm単位で5本(両先端に刃があるので10種)、刃幅は4.0mm~8.0mmまであります(節抜き用に直径2mmのピアノ線で刃幅3mmのもあります)。4本継ぎの場合、穂持ちを手元に入れることになりますが、穂持ちの太いところで6mm~7mm程度でしょうから、8.0mmまでの穴があけられれば、あとはヤスリで大丈夫です。このキリは、竹相手ということで、そこそこの堅さがあれば大丈夫だと思いましたので、焼入れや焼きなましは適当にやっていますが問題なく使えています。平キリと作り方は同じなので、ご興味ある方はこちら。

中抜きが完了したら、棒ヤスリで内部を削ります。棒ヤスリはキリ同様のピアノ線の先にサンドペーパーを両面テープで貼って使っています。サンドペーパーはロール形状のものが使いやすいです。通常のシート状のサンドペーパーだと細い棒に巻くと割れてしまいます。
次に穂先ですが、火入れは穂持ちや手元用の竹と同様に10回近くしています。仕上げにヘアアイロンを矯め木のように使ったところ、非常にうまくまっすぐにできました。ヘアアイロンはフライロッドを作っている方が、穂先の火入れに利用されている記事を見てヒントを得ました。

穂先製作に興味ある方はこちら。ただ、ずいぶん前に書いた記事なので、今は少しやり方が変わっていますが、基本は同じです。
そして、手元、穂持ち、穂先の長さを予定寸法に切りそろえて、ブランクの完成です。ウルシの薄め液をキッチンペーパーにつけてしごくと、表面の汚れがきれいに取れます。芽の部分は電動ルーター等できれいに削り、竹の表面も塗装が乗りやすいように600番程度のサンドペーパーで磨きました。節回りは特に念入りに磨きました。

次に口糸を巻く部分をキシャギます。ナイフを使って表面の皮をはぎます。マスキングテープなどで境目に印を入れると失敗しません。

込み削りです。最近はこのヤスリを使っています。左手で竹を回しながら削っています。表面積が大きく平らな部分が広いので、まっすぐにテーパーを削りやすいと思います。力を入れすぎると力の入りやすい先部分だけ削れてしまいます。また、節が込み部分の中にある場合は、そこだけ硬いので、周りのやわらかい部分が削れ易くなるため注意が必要です。

そして400番程度のサンドペーパーで仕上げ削りをするとこんな感じになります。

以上です。
ここまでは火入れで少し焦がした以外は大きなミスもなく順調です。ただ、穂先は約79cmですが、節間が30cm程度の真竹だったので、節が2箇所入っています。根元近くの節は大丈夫だと思いますが、先端に近いところにも節があり、少々不安です。ここは糸を巻いて補強しておこうと思います。また、素材をよく見ると、穂先の中央部に虫が食ったような小さな穴跡があることと、穂持ちの中間部に竹の表皮が傷ついて少し削れている部分があり、強度の面で少々心配しています。糸を巻いて補強する方法もありますが、こちらはそのままやってみようかと思っています。
次の工程は、握り手作りや口糸巻きの作業になります。握り手はあとで製作するのが一般的かもしれませんが、今回はシンプルな綿糸巻きのみにする予定なので、口糸巻きと同じタイミングでやってしまおうと思います(塗り工程を一緒にやってしまえるので)。それが終わると、玉口の削りや塗りになります。
火入れ
7号竿の製作①
7号竿の製作②
7号竿の製作③
7号竿の製作④
7号竿の製作⑤
2012年09月24日
火入れ
9月24日(月)
6号竿が完成した後に竿作りを休憩しているわけではありません。すでに7号竿の火入れ作業を行っています。7~8尺程度の短いものになる予定です。実は先週火入れが完了する予定だったのですが、最後にもう一度と思ってやった火入れで、穂持ちを破裂させてしまいました
。なかなかシャキッとした竹で気にいっていたので、残念です。しかもほぼ中央の節が破裂したので、他の竿への流用もできなさそうです・・・
。別の穂持ちを選んで、それを火入れ中です。
さて、この火入れですが、一歩ずつ前進しているつもりなんですが、とても難しくて、正直どうすればいいのかわからないんです。今までやってきていることを書き留めておきます。
竿作りを始めた頃は、台所のガスコンロで直接竹を炙り、矯め木で曲がりを取っていただけです。「曲がりを取る=火入れ」、そう思ってやってました。焼きムラが激しいことから、次に火を集めるために耐火レンガを二つ買ってきて、それをレンジの上においてやっていました(下写真
)。

これでも焼きムラが結構でることから、火を散らすために焼き網を2重において、その上にレンガを二つ置き火入れをしました。これで焼きムラは少しはましになったのですが、火入れをしたはずの竿が一度使うと簡単に曲がりが出てしまいました。釣行後、修正火入れをしていたのですが、何度でも曲がりがでました。そしてしばらくして竿が折れてしまったのですが、その際に竿を割って中身を見てみると、焼きが入っていないように見えました。表面の火入れも不十分でしたが、中は焼いていないのと同様でした。「火入れは竹繊維を硬化させ、ただの竹からブランクへ変える」・・・つまりわたしのはただの竹だったということです。
中まで火をしっかり通すにはと考えていると、ふと魚は遠赤外線で、中までこんがり焼けるというのを思い出しました。そう言えば、竿作りのプロも七輪が一般的ですが、遠赤外線効果のためなのかもと考えました。そう思ってインターネットで調べていると、竿作りのサイトでも遠赤外線のことを書いている方がいました。七輪を使おうかとも思ったのですが、準備も片付けも大変なので、ガスコンロで何とかならないものかとホームセンターをウロウロしていると・・・。魚焼き網でもセラミック網がついたものが遠赤外線効果と書いてありましたので、「これだ!」と・・・
。

じっくりこんがり焼けているような感じで、好感触でした。・・・が、底に鉄板があるために熱は全体に広がりますが、焼くのにとても時間がかかります。早く焼いてやろうと網に近づけてしまったために、今回の竹を破裂させてしまいました・・・
。「パーン
」、一瞬の出来事です。
さて、火入れの回数ですが、今までは2~3度火入れして、大丈夫そうなら竿を作ってました。以前に読んだサイトなどを読み返していると、矢竹で3~6回程度、高野竹だと8~12回ほど、火入れと書いてありました。だいたい中間値で考えると矢竹5回、高野竹10回です。そこで、火入れをしては風呂場に竹を置いて吸湿させて1~2日置くを繰り返し、曲がらなくなるまで火入れをやってみることにしました(これは6号竿からスタートしました)。
現在は、鉄板付きよりもう少し早く焼けるように、焼き網2枚の間にセラミック網を挟んでやっています。セラミック網は三重にしていますが、遠赤外線効果が多いかどうかは不明です
。

せっかくなので簡単な実験をしてみました
。一本はセラミック網で火入れし、もう一本はガスコンロの直火(網なし)で火入れしてみました。

写真だと少しわかりづらいかもしれませんが、セラミック網は外部も内部も安定して焼けています。直火は直接火があたったところは簡単に焦げてしまいます。中もムラが多く、安定して焼入れをするのは難しいです。ただ、時間はセラミック網がここまで焼くのに10分ほど、直火は3分ほどです。
ということで、竿作りがスタートするまでに(竿作りの一環ではありますが)、最初の火入れに3週間ほど要してしまうようになりました・・・
。7号竿の穂持ちはあと4回ほど火入れが必要なので、仕上がりは当分先です・・・
。
火入れ
7号竿の製作①
7号竿の製作②
7号竿の製作③
7号竿の製作④
7号竿の製作⑤
【追記】3月9日
やはり、下の写真のように網だけでは三重にしても斑になりやすいです。8号竿では鉄板の付いた魚焼き網の上にさらにセラミック網を乗せた真ん中の写真のパターンで火入れしました。コツは、火は弱め、網の上に直接竹を置き、こするように前後させながら回し続けておくと斑も少なく、しかも深く焼けました。
6号竿が完成した後に竿作りを休憩しているわけではありません。すでに7号竿の火入れ作業を行っています。7~8尺程度の短いものになる予定です。実は先週火入れが完了する予定だったのですが、最後にもう一度と思ってやった火入れで、穂持ちを破裂させてしまいました


さて、この火入れですが、一歩ずつ前進しているつもりなんですが、とても難しくて、正直どうすればいいのかわからないんです。今までやってきていることを書き留めておきます。
竿作りを始めた頃は、台所のガスコンロで直接竹を炙り、矯め木で曲がりを取っていただけです。「曲がりを取る=火入れ」、そう思ってやってました。焼きムラが激しいことから、次に火を集めるために耐火レンガを二つ買ってきて、それをレンジの上においてやっていました(下写真


これでも焼きムラが結構でることから、火を散らすために焼き網を2重において、その上にレンガを二つ置き火入れをしました。これで焼きムラは少しはましになったのですが、火入れをしたはずの竿が一度使うと簡単に曲がりが出てしまいました。釣行後、修正火入れをしていたのですが、何度でも曲がりがでました。そしてしばらくして竿が折れてしまったのですが、その際に竿を割って中身を見てみると、焼きが入っていないように見えました。表面の火入れも不十分でしたが、中は焼いていないのと同様でした。「火入れは竹繊維を硬化させ、ただの竹からブランクへ変える」・・・つまりわたしのはただの竹だったということです。
中まで火をしっかり通すにはと考えていると、ふと魚は遠赤外線で、中までこんがり焼けるというのを思い出しました。そう言えば、竿作りのプロも七輪が一般的ですが、遠赤外線効果のためなのかもと考えました。そう思ってインターネットで調べていると、竿作りのサイトでも遠赤外線のことを書いている方がいました。七輪を使おうかとも思ったのですが、準備も片付けも大変なので、ガスコンロで何とかならないものかとホームセンターをウロウロしていると・・・。魚焼き網でもセラミック網がついたものが遠赤外線効果と書いてありましたので、「これだ!」と・・・


じっくりこんがり焼けているような感じで、好感触でした。・・・が、底に鉄板があるために熱は全体に広がりますが、焼くのにとても時間がかかります。早く焼いてやろうと網に近づけてしまったために、今回の竹を破裂させてしまいました・・・


さて、火入れの回数ですが、今までは2~3度火入れして、大丈夫そうなら竿を作ってました。以前に読んだサイトなどを読み返していると、矢竹で3~6回程度、高野竹だと8~12回ほど、火入れと書いてありました。だいたい中間値で考えると矢竹5回、高野竹10回です。そこで、火入れをしては風呂場に竹を置いて吸湿させて1~2日置くを繰り返し、曲がらなくなるまで火入れをやってみることにしました(これは6号竿からスタートしました)。
現在は、鉄板付きよりもう少し早く焼けるように、焼き網2枚の間にセラミック網を挟んでやっています。セラミック網は三重にしていますが、遠赤外線効果が多いかどうかは不明です


せっかくなので簡単な実験をしてみました


写真だと少しわかりづらいかもしれませんが、セラミック網は外部も内部も安定して焼けています。直火は直接火があたったところは簡単に焦げてしまいます。中もムラが多く、安定して焼入れをするのは難しいです。ただ、時間はセラミック網がここまで焼くのに10分ほど、直火は3分ほどです。
ということで、竿作りがスタートするまでに(竿作りの一環ではありますが)、最初の火入れに3週間ほど要してしまうようになりました・・・


火入れ
7号竿の製作①
7号竿の製作②
7号竿の製作③
7号竿の製作④
7号竿の製作⑤
【追記】3月9日
やはり、下の写真のように網だけでは三重にしても斑になりやすいです。8号竿では鉄板の付いた魚焼き網の上にさらにセラミック網を乗せた真ん中の写真のパターンで火入れしました。コツは、火は弱め、網の上に直接竹を置き、こするように前後させながら回し続けておくと斑も少なく、しかも深く焼けました。
2012年08月25日
平キリとドリル刃
8月25日(土)
昨日の6号竿の記事で、元竿の玉口を失敗したと書きましたが、それは平キリではなく、ドリル刃を使ったことが要因です・・・
。
玉口の作り方ですが、下の図を参照ください。図のサイズは今回の6号竿の3番コミ部と手元の4番の玉口のものです。まず、削ったコミの径を数カ所ノギスで測定し、先端部の径(8.0mm)にあわせて、平キリでコミの長さ(90mm)の深さまで穴をあけます。そして、次に8.2mmの平キリで65mmの深さまで、そして8.4mmで40mm、8.6mmで15mmと順に穴をあけます。
削った後は階段状になっていますので、ヤスリでなめらかに削っていきながら、実際にコミを差し込んで微調整していき、完成させます。ヤスリはテーパーのついていない棒ヤスリがなければ、竹や鉄の棒に両面テープで紙ヤスリを貼って使えば代用できます。うまく削るポイントは、穴の径に近い径のヤスリを使うことです。細いヤスリだと、歪(いびつ)に削れやすいです。

玉口をあける平キリは竿を製作するたびに、不足分を追加で作っており、現在2.6mmから0.2mmごとに7.6mmまであります。ところが、今回は10尺の竿だったこともあり、手元には少々太い竹を使いました。そのために上図のように8.0mmから8.6mmの平キリが必要になったのです。いつも通りに平キリを作ればよかったのですが、少々面倒になり、8.0mmのドリル刃を代わりに使ったのです。するとこんな問題が発生しました・・・
。

見ていただいたそのままなのですが、ドリルの刃は太さが一律で硬いので、遊びがなく、良い意味でも悪い意味でもまっすぐに穴があいてしまうのです。一方、平キリは遊びがあるので、竹の元々あいている穴に導かれながら、その穴を大きくしていきます。つまり、竹が多少曲がっていても、そのように穴をあけていくことができるのです。
今回、実際に玉口ができあがり竿を継いでみると、3番も手元の4番もまっすぐなのに継ぐとなぜ傾くのだろうと・・・
。そう、玉口の穴自体が斜めになっていることに気付いたのです。理由もすぐにわかってしまいました・・・
。
これを少しでも修正しようと玉口を熱して収縮させ、穴の角度を変えることをしていたのです。すると塗装が浮いてしまい、口糸の巻きなおしとなったわけです・・・
。まあ、少しは改善されたので、良しとしておきます。それ以外の部分がかなりいい感じに仕上がったので少々残念ですが、素人の竿ですから、少々の傾きや曲がりは愛嬌です
。
しかし、8mmの穴はその場凌ぎでドリル刃で代用したものの、結局8.2mmから8,6mmの平キリを作る必要があったので、最初から8.0mmも作れば問題は起こらなかったんです。「急がば回れ」です。

今回のように竿を作る場合は、平キリが良いと思いますが、玉柄や竿掛けなら、若干傾いてもどうってことはないので、入手しやすいドリル刃で十分だと思います。玉柄や竿掛けだと穴の径も大きくなり、径の大きな平キリ(たとえば12~13mm)を作ろうとすると、元の炭素工具鋼/ドリルロッドも太いもの(6mm前後)が必要で、焼き入れのために熱する火力も家庭用のトーチでは厳しいと思います。
ご参考まで・・・
。
昨日の6号竿の記事で、元竿の玉口を失敗したと書きましたが、それは平キリではなく、ドリル刃を使ったことが要因です・・・

玉口の作り方ですが、下の図を参照ください。図のサイズは今回の6号竿の3番コミ部と手元の4番の玉口のものです。まず、削ったコミの径を数カ所ノギスで測定し、先端部の径(8.0mm)にあわせて、平キリでコミの長さ(90mm)の深さまで穴をあけます。そして、次に8.2mmの平キリで65mmの深さまで、そして8.4mmで40mm、8.6mmで15mmと順に穴をあけます。
削った後は階段状になっていますので、ヤスリでなめらかに削っていきながら、実際にコミを差し込んで微調整していき、完成させます。ヤスリはテーパーのついていない棒ヤスリがなければ、竹や鉄の棒に両面テープで紙ヤスリを貼って使えば代用できます。うまく削るポイントは、穴の径に近い径のヤスリを使うことです。細いヤスリだと、歪(いびつ)に削れやすいです。

玉口をあける平キリは竿を製作するたびに、不足分を追加で作っており、現在2.6mmから0.2mmごとに7.6mmまであります。ところが、今回は10尺の竿だったこともあり、手元には少々太い竹を使いました。そのために上図のように8.0mmから8.6mmの平キリが必要になったのです。いつも通りに平キリを作ればよかったのですが、少々面倒になり、8.0mmのドリル刃を代わりに使ったのです。するとこんな問題が発生しました・・・


見ていただいたそのままなのですが、ドリルの刃は太さが一律で硬いので、遊びがなく、良い意味でも悪い意味でもまっすぐに穴があいてしまうのです。一方、平キリは遊びがあるので、竹の元々あいている穴に導かれながら、その穴を大きくしていきます。つまり、竹が多少曲がっていても、そのように穴をあけていくことができるのです。
今回、実際に玉口ができあがり竿を継いでみると、3番も手元の4番もまっすぐなのに継ぐとなぜ傾くのだろうと・・・


これを少しでも修正しようと玉口を熱して収縮させ、穴の角度を変えることをしていたのです。すると塗装が浮いてしまい、口糸の巻きなおしとなったわけです・・・


しかし、8mmの穴はその場凌ぎでドリル刃で代用したものの、結局8.2mmから8,6mmの平キリを作る必要があったので、最初から8.0mmも作れば問題は起こらなかったんです。「急がば回れ」です。

今回のように竿を作る場合は、平キリが良いと思いますが、玉柄や竿掛けなら、若干傾いてもどうってことはないので、入手しやすいドリル刃で十分だと思います。玉柄や竿掛けだと穴の径も大きくなり、径の大きな平キリ(たとえば12~13mm)を作ろうとすると、元の炭素工具鋼/ドリルロッドも太いもの(6mm前後)が必要で、焼き入れのために熱する火力も家庭用のトーチでは厳しいと思います。
ご参考まで・・・

2012年08月24日
6号竿
8月24日(金)
久しぶりのへら竿作りの記事です。6号竿ですが、やっとこさ、ほぼ完成です
。

握り手は、いつもより少しシンプルに糸巻きをメインにした握りにしました。手元竿の竿尻の茶色がワンポイントのつもりなんです
。

硬めの7:3くらい、ストレートなテーパーではなく、先へ行くほどテーパーがきつくなる砲弾型を意識して素材を組んでみました
。以前、テーパーと調子で使用したグラフを今回も作ってみました。人から頂いた紀州の竹竿(軟調)と比較してみましたが、だいたいイメージ通り、砲弾型になっているように思います。

実際に曲げてみると、全体的にはなかなか良い感じに見えます。一番気にしていた穂持ちと穂先の継ぎ部分は非常にナチュラルです。ただ、穂先の先部分が少し太いように思えますので、もう少し削ってもよかったかなという感じがします。また、3番と穂持ちの径差が少し大きいので、ここの段差が少々気になります。

明日はこの竿の試し釣りに行こうと思っていたのですが・・・
実は元竿の玉口をちょっと失敗してしまい、少しでも修正しようと口巻き部分を火で炙って矯めなおしていたのですが、まだ塗装が十分に乾燥していないので、塗装が浮いてしまいました。力のかかる玉口部分なので、このままにするとまずボキッと逝ってしまうでしょうから、仕方なくこんな無残な姿になってしまいました
。

糸を巻きなおし、この部分の塗装をやり直します。来週にはなんとか試し釣りができるのではと思っています・・・
。
=======================================
以下、6号竿の仕様メモです。
※ 竿長: 830+830+750+730-(90+80+70)=2,900(約9.5尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長戻った部分
(差込み完了部)の太さ。
※ 玉口径: 穂先の込み口径は穂先先端部の太さ(目標)。
=======================================
久しぶりのへら竿作りの記事です。6号竿ですが、やっとこさ、ほぼ完成です


握り手は、いつもより少しシンプルに糸巻きをメインにした握りにしました。手元竿の竿尻の茶色がワンポイントのつもりなんです


硬めの7:3くらい、ストレートなテーパーではなく、先へ行くほどテーパーがきつくなる砲弾型を意識して素材を組んでみました


実際に曲げてみると、全体的にはなかなか良い感じに見えます。一番気にしていた穂持ちと穂先の継ぎ部分は非常にナチュラルです。ただ、穂先の先部分が少し太いように思えますので、もう少し削ってもよかったかなという感じがします。また、3番と穂持ちの径差が少し大きいので、ここの段差が少々気になります。

明日はこの竿の試し釣りに行こうと思っていたのですが・・・

実は元竿の玉口をちょっと失敗してしまい、少しでも修正しようと口巻き部分を火で炙って矯めなおしていたのですが、まだ塗装が十分に乾燥していないので、塗装が浮いてしまいました。力のかかる玉口部分なので、このままにするとまずボキッと逝ってしまうでしょうから、仕方なくこんな無残な姿になってしまいました


糸を巻きなおし、この部分の塗装をやり直します。来週にはなんとか試し釣りができるのではと思っています・・・

=======================================
以下、6号竿の仕様メモです。
(長さ) | (玉口径) | (込み長) | (込み元径) | |
手元(4番) | 830 | 9.9 | n/a | 11.5 |
穂持ち下(3番) | 830 | 7.7 | 90 | 8.7 |
穂持ち(2番) | 750 | 5.1 | 80 | 6.4 |
穂先(1番) | 730 | 1.2 | 70 | 4.3 |
※ 竿長: 830+830+750+730-(90+80+70)=2,900(約9.5尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長戻った部分
(差込み完了部)の太さ。
※ 玉口径: 穂先の込み口径は穂先先端部の太さ(目標)。
=======================================
タグ :6号竿
2012年08月06日
4号竿の検証 PartⅡ
8月6日(月)
残念ながら4号竿は折れてしまいましたが、せっかくなので、折れた元竿を検証してみることにしました
。
まず、折れたところですが・・・

節の薄くなっていたところにはパテ埋めしていましたが、やはりそこから折れていました。パテ部を除くと、コンマ何ミリという程度の薄さになっていました。今後口径差が十分にない時は、無理して2本仕舞いにするよりも、安全に3本仕舞いにした方がよさそうです
。
次に込み口部です。以前から、込み口はうまく削れているのだろうかと不安でしたので、ちょうどよい機会です。半分に割って出来具合を見てみることにしました・・・
。

思ったより、なめらかに、そしてきれいに仕上がっていました
。一安心です。
込みをあわせてみました・・・
。

なかなかぴったりいってました
。
4号竿が折れたので、次の6号竿の製作はトラウトロッドではなく、へら竿からスタートすることにしました。ただ、予定していた穂持ちが、節裏が膨れている竹で、どうにも気にいらないので、別の穂持ち用の高野竹に交換することにしました。これは形は良いのですが、新しいので乾燥期間が十分ではなく、火入れに苦労しそうです。穂先の火入れはあと2度ほどで終了。他の元竿と元上はすでに火入れ済みです。次はどんな竿になりますか・・・
残念ながら4号竿は折れてしまいましたが、せっかくなので、折れた元竿を検証してみることにしました

まず、折れたところですが・・・


節の薄くなっていたところにはパテ埋めしていましたが、やはりそこから折れていました。パテ部を除くと、コンマ何ミリという程度の薄さになっていました。今後口径差が十分にない時は、無理して2本仕舞いにするよりも、安全に3本仕舞いにした方がよさそうです

次に込み口部です。以前から、込み口はうまく削れているのだろうかと不安でしたので、ちょうどよい機会です。半分に割って出来具合を見てみることにしました・・・


思ったより、なめらかに、そしてきれいに仕上がっていました

込みをあわせてみました・・・


なかなかぴったりいってました

4号竿が折れたので、次の6号竿の製作はトラウトロッドではなく、へら竿からスタートすることにしました。ただ、予定していた穂持ちが、節裏が膨れている竹で、どうにも気にいらないので、別の穂持ち用の高野竹に交換することにしました。これは形は良いのですが、新しいので乾燥期間が十分ではなく、火入れに苦労しそうです。穂先の火入れはあと2度ほどで終了。他の元竿と元上はすでに火入れ済みです。次はどんな竿になりますか・・・

2012年08月01日
竿製作予定
7月31日(火)
最近、竿作りの記事が途絶えています・・・が、実は裏ではこそこそと進めております
。

いままでの竹竿作りの最大の難点は火入れ
。火入れが不足しているので、釣りに行く度に元の竹のクセがでます。そして、家に帰って軽く火入れをして矯めなおしをしなければいけません。すでにウレタンや合成うるしで塗装済みなので、火入れもきつくできないため、弱火で行っています。それゆえ、なかなか安定しません
。
そこで、素材の竹が放置しても曲がらなくなるまで、何度も火入れをしてから次の竿の製作にとりかかろうと思っています。現在、火入れ作業中の竹で製作を予定しているのはこちら
。

へら竿は、4本継ぎの10尺を予定しています。ビール
を飲んでから火入れした時に少し焦がしてしましましたが、何とかなりそうです。手元と穂持ち下の矢竹はすでに7~8度やりましたので、ほぼ火入れ完了。穂持ちの高野竹と穂先の真竹はまだ少し癖がでるので、あと数度火入れが必要だと思います。来週か、来々週あたりには製作を開始できそうです
。
トラウトロッドは、手元は矢竹でこちらも火入れ完了。穂先は高野竹と孟宗竹の継ぎです。こちらももう少し火入れが必要です。孟宗竹の穂先は以前にへら竿用に削ったものですが、完成直後に磨いていて折ったものを今回再利用しようと思っています。これ以外に、穂先候補として、別に1本ものの細い矢竹もあるので、こちらも検討中。
握り手は、コルクの集成材や木に、籐巻きか糸巻きをする予定です。リールシートは和竿用の500円ほどで売っているものを買う予定だったのですが、写真にあるやつを見つけ、「かっちょええ~
」と思わず購入
。2000円以上したので、適当なルアーロッドを作るには大きすぎる投資となってしましました。ガイドは折れた安物ロッドから移植する予定です。
完成予定は・・・、未定です・・・
。
最近、竿作りの記事が途絶えています・・・が、実は裏ではこそこそと進めております


いままでの竹竿作りの最大の難点は火入れ


そこで、素材の竹が放置しても曲がらなくなるまで、何度も火入れをしてから次の竿の製作にとりかかろうと思っています。現在、火入れ作業中の竹で製作を予定しているのはこちら


へら竿は、4本継ぎの10尺を予定しています。ビール


トラウトロッドは、手元は矢竹でこちらも火入れ完了。穂先は高野竹と孟宗竹の継ぎです。こちらももう少し火入れが必要です。孟宗竹の穂先は以前にへら竿用に削ったものですが、完成直後に磨いていて折ったものを今回再利用しようと思っています。これ以外に、穂先候補として、別に1本ものの細い矢竹もあるので、こちらも検討中。
握り手は、コルクの集成材や木に、籐巻きか糸巻きをする予定です。リールシートは和竿用の500円ほどで売っているものを買う予定だったのですが、写真にあるやつを見つけ、「かっちょええ~


完成予定は・・・、未定です・・・

2012年07月10日
テーパーと調子
7月10日(火)
昨日完成した5号竿
。4号竿とは違い、3本継ぎにしました。一般的には8尺は3本継ぎだとは思いますが、最初に3号竿を作った際に4本継ぎにしました。これは、使っていた竹がホームセンターで売っている園芸の支柱用の女竹だったこともあり、強度に期待ができないので、短く継ぐとしっかりするのではないかという理由で4本にしたのです。
4号竿も強い竿を目指したので、同じく4本継ぎにしましたが、4本継ぎにすると1本1本が短くなってしまうため、それぞれの竹にはテーパーがほとんどつかず、継ぐことによってその口径差でテーパーをつけているような状態になります。3本継ぎにするとそれぞれの竹が長くなり、素材本来のテーパーを活かすことになるので、それによって調子に違いがでるのでは・・・ということで、今回の5号竿は3本継ぎにしたわけです。写真は上が5号竿、下が4号竿です。

バンブーロッドのサイトを見ていると、テーパーをグラフにしているのをいくつか見つけたので、試しにやってみました
。

赤い線だと2ヶ所、青い線だと3ヶ所、グラフ中に縦に1mm分ほどの直線部がありますが、ここが継ぎ部分になります。この1mmが、先の竿と手前の竿の口径差を示しています。青い線は4号竿で4本継ぎなので、継ぎ部分は3ヶ所、赤い線は5号竿で3本継ぎなので2ヶ所です。
穂先の細さ(約1.2mm)も手元の太さ(9.9と9.8mm)もほぼ同じなので、全体としてのテーパーは変わりません。近似曲線は4号竿と5号竿はほとんど同じになります(線だらけになるので表示してません)。なので、同じような調子かもしれませんが、個別に見ると異なります。穂先は5号竿の方が、テーパーがやや緩くしかも長いので、少ししなやかになるのではと想像しています。一方、手元は5号竿のテーパーがかなり強くなります。徐々に手元に乗ってくるような感じになるのかなと・・・。
・・・と数字で遊んでみましたが、実際には矢竹(3番、4番)、高野竹(穂持ち)、真竹(穂先)と竹の種類も違うため、粘りや強度なども異なり、その影響もあるでしょうから、数字をどのように解釈していいかわかりません。ならば、実際に曲げてみるのが一番だということで、糸をつけてペットボトルに水を入れて、曲げてみました
。
まずは4号竿
。

穂持ちと3番の継ぎ目近くが一番よく曲がってます。これ以上強くすると3番が曲がって行きますので、完全に胴調子という感じでしょうか・・・。
そして5号竿
。こちらの方がやや硬式のようなので、4号竿より少し強く負荷をかけました。

4号竿と比べると明らかに先よりの調子です。穂先と穂持ちの継ぎ部分(〇印)で大きく曲がっており、この部分にかなり負担がかかっていそうです。上のグラフではしなやかと表現しましたが、穂先が負けていると言った方が正しいのでしょうか・・・。手元と穂持ちの継ぎ目(矢印部分)は非常にナチュラルです。手元の竹のテーパーがあるのがうまく活かされているのでしょうか・・・。
・・・と実際に曲げて、いろいろと想像してみましたが、やはり実際に釣って確かめたいところです。なので、今度5号竿を試してきます
。
こういうことを繰り返していると、だんだんとテーパーとか調子のコントロールの仕方ががわかってくるのでしょうか・・・
。
昨日完成した5号竿

4号竿も強い竿を目指したので、同じく4本継ぎにしましたが、4本継ぎにすると1本1本が短くなってしまうため、それぞれの竹にはテーパーがほとんどつかず、継ぐことによってその口径差でテーパーをつけているような状態になります。3本継ぎにするとそれぞれの竹が長くなり、素材本来のテーパーを活かすことになるので、それによって調子に違いがでるのでは・・・ということで、今回の5号竿は3本継ぎにしたわけです。写真は上が5号竿、下が4号竿です。

バンブーロッドのサイトを見ていると、テーパーをグラフにしているのをいくつか見つけたので、試しにやってみました


赤い線だと2ヶ所、青い線だと3ヶ所、グラフ中に縦に1mm分ほどの直線部がありますが、ここが継ぎ部分になります。この1mmが、先の竿と手前の竿の口径差を示しています。青い線は4号竿で4本継ぎなので、継ぎ部分は3ヶ所、赤い線は5号竿で3本継ぎなので2ヶ所です。
穂先の細さ(約1.2mm)も手元の太さ(9.9と9.8mm)もほぼ同じなので、全体としてのテーパーは変わりません。近似曲線は4号竿と5号竿はほとんど同じになります(線だらけになるので表示してません)。なので、同じような調子かもしれませんが、個別に見ると異なります。穂先は5号竿の方が、テーパーがやや緩くしかも長いので、少ししなやかになるのではと想像しています。一方、手元は5号竿のテーパーがかなり強くなります。徐々に手元に乗ってくるような感じになるのかなと・・・。
・・・と数字で遊んでみましたが、実際には矢竹(3番、4番)、高野竹(穂持ち)、真竹(穂先)と竹の種類も違うため、粘りや強度なども異なり、その影響もあるでしょうから、数字をどのように解釈していいかわかりません。ならば、実際に曲げてみるのが一番だということで、糸をつけてペットボトルに水を入れて、曲げてみました

まずは4号竿


穂持ちと3番の継ぎ目近くが一番よく曲がってます。これ以上強くすると3番が曲がって行きますので、完全に胴調子という感じでしょうか・・・。
そして5号竿


4号竿と比べると明らかに先よりの調子です。穂先と穂持ちの継ぎ部分(〇印)で大きく曲がっており、この部分にかなり負担がかかっていそうです。上のグラフではしなやかと表現しましたが、穂先が負けていると言った方が正しいのでしょうか・・・。手元と穂持ちの継ぎ目(矢印部分)は非常にナチュラルです。手元の竹のテーパーがあるのがうまく活かされているのでしょうか・・・。
・・・と実際に曲げて、いろいろと想像してみましたが、やはり実際に釣って確かめたいところです。なので、今度5号竿を試してきます

こういうことを繰り返していると、だんだんとテーパーとか調子のコントロールの仕方ががわかってくるのでしょうか・・・

2012年07月09日
5号竿完成!
7月9日(月)
やっとこさ5号竿が完成しました
。・・・といっても期間は半月ほど、3度の週末を要しました。塗りの乾燥を待つのは、とっても長時間に感じるんです。まあ、無事に折れることもなく、ここまで育ってくれたので、よかったです
。

穂持ちは、口巻きだけ黒であとは竹肌をそのまま出したかったのですが、3番目の節の芽にクラックらしきものを見つけたので、念のため節を糸で巻いて補強、上の節も同様に糸を巻いて、黒塗りにしました。穂先は基本は黒ですが、継いだ時に少しだけ竹肌の部分が出るように塗っています。こうするとどこから穂先かがはっきりと見え、竿がどこで曲がっているかよくわかるんです。
握り手ですが・・・
。

よく見ると、羽根が入っているんです
。部屋のハタキから、パラッと落ちた羽根を見て、「これだ!」と思い、入れてみましたが、下地の色が濃いので、ほとんど羽根が見えません
。無駄な努力だったかも・・・
。
最初はもっと明るい緑を入れていたんです。

こっちの方がシンプルでよかったという声が聞こえます。だんだん濃くしてしまって・・・
。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」っていうやつでしょうか・・・
。
さて、竿作りですが、5本目になりました。最初の2本は竿とは呼べるようなものではありませんでしたが、3本目は何となく竿らしくなり、4本目からは見た目だけはへら竿っぽくなってきました。しか~し、難しいです・・・
、特に火入れと矯め
。
焦がす直前まで(・・・と本人は思っている)火に入れて、竹をくにゃくにゃにして、矯めていきます(真っ直ぐにしていく)。もちろん、完璧ではありませんが、ほぼ真っ直ぐだなと思って、その後作業をすすめ、塗りをして、ふと竹をみると、元のとおりまではいきませんが、かなり戻しています
。そして再度火入れをして修正、仕上げの時にも竿を繋いでまたまた火入れをして真っ直ぐにします。
そして、釣りに行き、帰って見てみると、また戻しています・・・
。4号竿も徐々にマシにはなっていますが、釣りをして帰る度に火入れと調整をしないといけません
。
最初の火入れは強くできるのですが、その後は塗装がすでにのっているので、強くできません。特にウレタンが塗ってあると、塗装が浮きます。浮いてしまうと胴塗りもやり直しになります。うるし(合成)の方が、まだ熱には強いように思います。フライの丸竹ロッドの製作などをインターネットで見ていると、もう少し弱火で長時間炙っています。こんどそういう方法も試してみます・・・。
さて、明日は4号竿と5号竿の比較をしてみようと思います。課題は「テーパーと調子」です。ではでは・・・
。
やっとこさ5号竿が完成しました



穂持ちは、口巻きだけ黒であとは竹肌をそのまま出したかったのですが、3番目の節の芽にクラックらしきものを見つけたので、念のため節を糸で巻いて補強、上の節も同様に糸を巻いて、黒塗りにしました。穂先は基本は黒ですが、継いだ時に少しだけ竹肌の部分が出るように塗っています。こうするとどこから穂先かがはっきりと見え、竿がどこで曲がっているかよくわかるんです。
握り手ですが・・・


よく見ると、羽根が入っているんです



最初はもっと明るい緑を入れていたんです。

こっちの方がシンプルでよかったという声が聞こえます。だんだん濃くしてしまって・・・


さて、竿作りですが、5本目になりました。最初の2本は竿とは呼べるようなものではありませんでしたが、3本目は何となく竿らしくなり、4本目からは見た目だけはへら竿っぽくなってきました。しか~し、難しいです・・・


焦がす直前まで(・・・と本人は思っている)火に入れて、竹をくにゃくにゃにして、矯めていきます(真っ直ぐにしていく)。もちろん、完璧ではありませんが、ほぼ真っ直ぐだなと思って、その後作業をすすめ、塗りをして、ふと竹をみると、元のとおりまではいきませんが、かなり戻しています

そして、釣りに行き、帰って見てみると、また戻しています・・・


最初の火入れは強くできるのですが、その後は塗装がすでにのっているので、強くできません。特にウレタンが塗ってあると、塗装が浮きます。浮いてしまうと胴塗りもやり直しになります。うるし(合成)の方が、まだ熱には強いように思います。フライの丸竹ロッドの製作などをインターネットで見ていると、もう少し弱火で長時間炙っています。こんどそういう方法も試してみます・・・。
さて、明日は4号竿と5号竿の比較をしてみようと思います。課題は「テーパーと調子」です。ではでは・・・

タグ :5号竿
2012年07月03日
4号竿の改造(節巻き)
7月2日(月)
悩んでいました4号竿・・・やっぱり節を補強するために節巻きに改造することにしました
。
まず、節周りがかなり薄くなっているので、削るよりも前に凹んだところをエポキシパテで埋めて固めてから、平ヤスリで慎重に削りました。何とかうまくいきました・・・
。そして、糸を巻くところをテープで区切り、その範囲の竹の表面をさっと小刀で削って行きます。糸がすべらないようにするためです。

そして、糸を巻いていきます。

節巻きは、このように続けて巻いていってよいようです。軽くとめているマスキングテープは、巻いている最中に糸が緩まないようにするためです。糸決め(糸を固めること)のウレタンを塗ったあと、不要な糸は切って行きます。
そして乾燥したら、うるし塗りです。際はマスキングテープを貼って、うるしを塗ってからすぐにはがすと、きれいに仕上がります。ただ、節巻きは細い隙間があるので、マスキングテープを細く切って貼っていくなど、手間がかかります。
マスキングテープは粘着力が弱いため通常は塗装が剥がれたりすることにはならないのですが、今回は数カ所剥がれてしまいました
。

下地処理が不足していて、塗装が十分にのっていなかったのかもしれません。通常は塗装する前に竹を400番程度のサンドペーパーで荒らしてから塗っていますが、軽く擦っているだけなので、不十分だったのかもしれません。このせいで、胴塗りの補修もやらなくてはいけなくなりました
。
そして最後はコンパウンドで磨いて、節巻きへの改造が完了です
。

何とか今週末の釣りには間に合いました・・・
。改造前のBeforeはこちらです。

問題は、これでほんとに節周りの補強になったのでしょうか・・・
。実釣が楽しみです
。
ところで、5号竿ですが、削りなどは完了。現在色塗りの最中です。竿自体がまだまだ未熟なのに塗装工程(塗装の回数と乾燥時間)に日数がかかり過ぎるので、今後は何とか早くする方法を検討しないといけません。まずは、うるしの代わりにウレタンを多用するのと、握り手をシンプルな糸か籐巻きにすることかと・・・
。
悩んでいました4号竿・・・やっぱり節を補強するために節巻きに改造することにしました

まず、節周りがかなり薄くなっているので、削るよりも前に凹んだところをエポキシパテで埋めて固めてから、平ヤスリで慎重に削りました。何とかうまくいきました・・・


そして、糸を巻いていきます。

節巻きは、このように続けて巻いていってよいようです。軽くとめているマスキングテープは、巻いている最中に糸が緩まないようにするためです。糸決め(糸を固めること)のウレタンを塗ったあと、不要な糸は切って行きます。
そして乾燥したら、うるし塗りです。際はマスキングテープを貼って、うるしを塗ってからすぐにはがすと、きれいに仕上がります。ただ、節巻きは細い隙間があるので、マスキングテープを細く切って貼っていくなど、手間がかかります。
マスキングテープは粘着力が弱いため通常は塗装が剥がれたりすることにはならないのですが、今回は数カ所剥がれてしまいました


下地処理が不足していて、塗装が十分にのっていなかったのかもしれません。通常は塗装する前に竹を400番程度のサンドペーパーで荒らしてから塗っていますが、軽く擦っているだけなので、不十分だったのかもしれません。このせいで、胴塗りの補修もやらなくてはいけなくなりました

そして最後はコンパウンドで磨いて、節巻きへの改造が完了です


何とか今週末の釣りには間に合いました・・・


問題は、これでほんとに節周りの補強になったのでしょうか・・・


ところで、5号竿ですが、削りなどは完了。現在色塗りの最中です。竿自体がまだまだ未熟なのに塗装工程(塗装の回数と乾燥時間)に日数がかかり過ぎるので、今後は何とか早くする方法を検討しないといけません。まずは、うるしの代わりにウレタンを多用するのと、握り手をシンプルな糸か籐巻きにすることかと・・・

2012年07月01日
エサトレイ
7月1日(日)
先週は軽い食中毒になってしまい、しばらく苦しんでおりましたが、何とか復活
。この季節はバイ菌君も活性が高いそうなので、皆様もご注意ください
。
さて、病み上がりでまだ無理もしたくないところにお天気は雨
。ということで、週末の釣りはお休み
。なので、工作をやりまくっております・・・
。
まずは15分で完了するもっとも簡単なやつから・・・。準備したものはこちら。

100円ショップで見つけたトレイと机面の下に引く緑色のやつ、そしてホームセンターでステイと20mmM5のネジと蝶ナットを購入。あとはカッター、ものさしと瞬間接着剤、そして写真には写ってないですが、5mmの穴をあけるドリル。
まず、トレイの底面にあわせて、緑色のシートをカット、トレイの端の方に穴をあけて、シートを瞬間接着剤で張り付け、ステイとネジでとめるだけ・・・そしてもう完成
。

お膳というのか、うどん皿と呼ぶのかよくわかりませんので、エサトレイと呼んでおきます。ステイを万力と角木の隙間にはさんで締めるだけ。うどんだけでなく、ダンゴでも次のエサを置いておくのに便利ですよね
。
仕舞う時はネジを緩めて、ステイをトレイの下に格納。

以上です。
なお、ステイを厚みのあるものにしたのですが、ステンレスの薄いものの方がベターだと思います。またトレイはウレタンらしい塗装がすでにされていますので、塗装の必要もなさそうです
。
先週は軽い食中毒になってしまい、しばらく苦しんでおりましたが、何とか復活


さて、病み上がりでまだ無理もしたくないところにお天気は雨



まずは15分で完了するもっとも簡単なやつから・・・。準備したものはこちら。

100円ショップで見つけたトレイと机面の下に引く緑色のやつ、そしてホームセンターでステイと20mmM5のネジと蝶ナットを購入。あとはカッター、ものさしと瞬間接着剤、そして写真には写ってないですが、5mmの穴をあけるドリル。
まず、トレイの底面にあわせて、緑色のシートをカット、トレイの端の方に穴をあけて、シートを瞬間接着剤で張り付け、ステイとネジでとめるだけ・・・そしてもう完成


お膳というのか、うどん皿と呼ぶのかよくわかりませんので、エサトレイと呼んでおきます。ステイを万力と角木の隙間にはさんで締めるだけ。うどんだけでなく、ダンゴでも次のエサを置いておくのに便利ですよね

仕舞う時はネジを緩めて、ステイをトレイの下に格納。

以上です。
なお、ステイを厚みのあるものにしたのですが、ステンレスの薄いものの方がベターだと思います。またトレイはウレタンらしい塗装がすでにされていますので、塗装の必要もなさそうです

タグ :エサトレイ
2012年06月26日
4号竿の検証と5号竿
6月26日(火)
先日実釣デビューした4号竿をじっくりと点検しておりましたが、やはり4番元竿と3番穂持ち下(元竿上)の節周りが心配です
。口径差があまりなかったので、穂先や穂持ちをしまうための中抜きの際に竹をかなり薄くなるまで削っています。特に節の芽の部分は凹んでいるため、光を通すくらい薄くなっています。ここが弱いために矯めた節が戻しているのではないかと疑っています。
これを解決する簡単な方法としては、節巻きに改造して強化することです。ただ、この薄いところを節巻きするために表皮を削ると竹が破壊してしまいそうで、躊躇しています・・・
。でももう一度実釣すると「パキッ
」っと逝ってしまう可能性も排除できません。悩んでおります・・・
。
悩んでいる内に5号竿の仕込みをしてしまいました・・・
。

今度も8尺ですが、3本継ぎにしました。小継ぎとの差を見るためです。竹は穂先は真竹、穂持ちは高野(スズ竹)、手元は矢竹です。すでに穂先削りや込み削り、中抜きも完了。中抜きは4号竿とは違い、穂先と3番手元の口径差が十分にあったので、楽勝でした。今回は穂持ちも節抜きしておきました。あとは口巻きをして込み口を削り、握りを作って色を塗るという行程です。
ところで、今回穂先削りに新兵器を導入しました
。

コーナンで見つけたホビー用ミニカンナと新しく作った穂先削り具です
。ミニカンナは押しでも引きでも削れます。普通のカンナで大まかに削った後の細工にぴったりです。しかも400円もしなかった。穂先削り具は、使わなくなったカンナの刃を削って作りました。やはり本物の刃物だけあって、「シューッ」っとよく削れます
。使い方は以前に紹介したとおりです。
=======================================
以下、5号竿の仕様メモです。
※ 予定竿長: 870+870+820-(85+70)=2,405(約8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分(差込み完了部)の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。
※ 込み口径: 穂先の込み口径は穂先先端部の太さ(目標)。
=======================================
先日実釣デビューした4号竿をじっくりと点検しておりましたが、やはり4番元竿と3番穂持ち下(元竿上)の節周りが心配です

これを解決する簡単な方法としては、節巻きに改造して強化することです。ただ、この薄いところを節巻きするために表皮を削ると竹が破壊してしまいそうで、躊躇しています・・・



悩んでいる内に5号竿の仕込みをしてしまいました・・・


今度も8尺ですが、3本継ぎにしました。小継ぎとの差を見るためです。竹は穂先は真竹、穂持ちは高野(スズ竹)、手元は矢竹です。すでに穂先削りや込み削り、中抜きも完了。中抜きは4号竿とは違い、穂先と3番手元の口径差が十分にあったので、楽勝でした。今回は穂持ちも節抜きしておきました。あとは口巻きをして込み口を削り、握りを作って色を塗るという行程です。
ところで、今回穂先削りに新兵器を導入しました


コーナンで見つけたホビー用ミニカンナと新しく作った穂先削り具です


=======================================
以下、5号竿の仕様メモです。
(長さ) | (込み口径) | (込み長) | (込み元径) | (込み先径) | |
手元(3番) | 870 | 7.6 | n/a | 9.9 | n/a |
穂持ち(2番) | 870 | 5.3 | 85 | 6.6 | 5.9 |
穂先(1番) | 820 | 1.2 | 70 | 4.2 | 3.7 |
※ 予定竿長: 870+870+820-(85+70)=2,405(約8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分(差込み完了部)の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。
※ 込み口径: 穂先の込み口径は穂先先端部の太さ(目標)。
=======================================
2012年06月21日
4号竿(へら竿)の製作
6月21日(木)
さて、今回は以前記事にしたように園芸竿からへら竿へということで、園芸用の竹ではなく、素材はこちらの矢竹、高野竹と真竹です。

慎重に作業を進めるために今回は工具類も一部見直しました。

まず真竹の割ったものから穂先のおおよその形に削って行くのにカンナを使っていますが、いまいち切れないので、買い替えると「シュパーッ・・・
」とおもしろいくらいに切れました。こんな工具が1500円か2000円か忘れましたが、その程度の値段で売っているのですから驚きです。あっという間に作業終了してしまいました。
込み(♂)削りですが、今まで真ん中の一般的な鉄鋼用の平ヤスリを使っていましたが、右端の赤いヤスリを使ってみた所、削る力も強く平面が大きいためにとても使いやすかったです。
次に込み口(♀)削りです。

込み口(♀)を削るのは、右の自作の平キリ(0.2mm毎)で穴をあけた後は、赤い持ち手の棒ヤスリ(チェーンソー用で結構安いです)で磨いていましたが、仕上げにには良いのですが、削るパワーがもう少し欲しいところでした。そこで一番初歩的に鉄の棒に紙やすりを両面テープでとめて削ると、これが最高でした
。最初からこれにすればよかったという感じでした。
そして最後に矯め木です。

それなりに太さのある竹は、わりとうまくまっすぐにすることができるようになってきたのですが、どうも穂先だけは何度やってもまっすぐになりません。先日、仕事で東京に行った際に、和竿製作の店をのぞくとたくさんの矯め木が置いてありました。その中に「何じゃこれ?」というくらい小さく薄い木のものがあったので、店主に聞くと穂先用だとか・・・。
「なるほど、これだな
」ということで、家に帰ってすぐに小さいのを作りました(手前)。ただ、すでに何度も火入れをした後なので、曲げなおしてもすぐに元に戻ってしまいます。次回以降に期待です
。
ということで、なんとか作業をすすめ完成しました・・・
。8.1尺、4本継ぎの2本仕舞いです。

デザインはシンプルにしました・・・
。

握り手は全部籐巻きにする予定だったのですが、少し足りず、買いに行くのも面倒だったので、ワンポイントのラインを入れました(違う色の方が良かったかも・・・
)。

3号竿(園芸竿)より、少し軟調のような気がします。できれば週末に試し釣りがしたいところです・・・
。
さて、今回は以前記事にしたように園芸竿からへら竿へということで、園芸用の竹ではなく、素材はこちらの矢竹、高野竹と真竹です。

慎重に作業を進めるために今回は工具類も一部見直しました。

まず真竹の割ったものから穂先のおおよその形に削って行くのにカンナを使っていますが、いまいち切れないので、買い替えると「シュパーッ・・・

込み(♂)削りですが、今まで真ん中の一般的な鉄鋼用の平ヤスリを使っていましたが、右端の赤いヤスリを使ってみた所、削る力も強く平面が大きいためにとても使いやすかったです。
次に込み口(♀)削りです。

込み口(♀)を削るのは、右の自作の平キリ(0.2mm毎)で穴をあけた後は、赤い持ち手の棒ヤスリ(チェーンソー用で結構安いです)で磨いていましたが、仕上げにには良いのですが、削るパワーがもう少し欲しいところでした。そこで一番初歩的に鉄の棒に紙やすりを両面テープでとめて削ると、これが最高でした

そして最後に矯め木です。

それなりに太さのある竹は、わりとうまくまっすぐにすることができるようになってきたのですが、どうも穂先だけは何度やってもまっすぐになりません。先日、仕事で東京に行った際に、和竿製作の店をのぞくとたくさんの矯め木が置いてありました。その中に「何じゃこれ?」というくらい小さく薄い木のものがあったので、店主に聞くと穂先用だとか・・・。
「なるほど、これだな


ということで、なんとか作業をすすめ完成しました・・・


デザインはシンプルにしました・・・


握り手は全部籐巻きにする予定だったのですが、少し足りず、買いに行くのも面倒だったので、ワンポイントのラインを入れました(違う色の方が良かったかも・・・


3号竿(園芸竿)より、少し軟調のような気がします。できれば週末に試し釣りがしたいところです・・・

タグ :4号竿
2012年06月20日
玉の柄と竿掛けの製作
6月20日(水)
以前に玉枠を製作しましたが、柄を作っていないので、いまだにデビューできていませんでした。今回はせっかくなので、玉の柄と竿掛けをセットで作ってみることにしました。
今回の竹材はこちら・・・。

そう、良材とはとても言えない、節がボッコリの2m弱の竹・・・
。おまけに節間も40cmくらいあって、まったく様にならないので、とりあえず火入れをしてまっすぐに、そして半分に切って節の出っ張りを削ってみた。

もうこれは、節巻きにしてごまかすしか方法はないと思い、ヒーヒー言いながら糸を巻き続けた(・・・といっても治具とドリルを利用して巻いているので、実は大した作業ではないんです
)。込みも削り、これで基本は完成。

ここからは塗り。口巻き部は以前ウキで使った研ぎだしを竿でもやってみることにした。ただ、研ぎだしは塗りの回数が多いので、結構大変なんです
。おまけに節巻きにしたので、細いところの塗りも多く、やけに時間がかかりました。しかも後半は4号竿の製作と被ってしまい、いつも作業場としていた風呂場は週末は大変な状況に・・・
。

そんな中、なんとか仕上がりました・・・
。

口巻き部のアップ・・・

まあそれなりに研ぎだしはできたのですが、節巻きと研ぎ出し模様の相性がいまいちな気がします・・・
。
竿掛けとしたら、以前に製作したものの方が、アンティークな雰囲気で好きだったりします。でもこちらはセット物なので、気分次第で使い分けようかと思います
。
以前に玉枠を製作しましたが、柄を作っていないので、いまだにデビューできていませんでした。今回はせっかくなので、玉の柄と竿掛けをセットで作ってみることにしました。
今回の竹材はこちら・・・。

そう、良材とはとても言えない、節がボッコリの2m弱の竹・・・


もうこれは、節巻きにしてごまかすしか方法はないと思い、ヒーヒー言いながら糸を巻き続けた(・・・といっても治具とドリルを利用して巻いているので、実は大した作業ではないんです


ここからは塗り。口巻き部は以前ウキで使った研ぎだしを竿でもやってみることにした。ただ、研ぎだしは塗りの回数が多いので、結構大変なんです



そんな中、なんとか仕上がりました・・・


口巻き部のアップ・・・


まあそれなりに研ぎだしはできたのですが、節巻きと研ぎ出し模様の相性がいまいちな気がします・・・

竿掛けとしたら、以前に製作したものの方が、アンティークな雰囲気で好きだったりします。でもこちらはセット物なので、気分次第で使い分けようかと思います

2012年06月12日
週末の出来事
6月12日(火)
この週末は、息子君の土曜参観があったこともあり、まともな釣りはなし・・・
。
でも、まったくやっていないかというとそうではなく
、息子君の友達を連れ稚鮎釣りに行ってきました。エサ、竿、仕掛け・・・と事前準備が大変でした
。

竿といっても、家にころがってた竹
に新聞紙を巻いて、ガムテープでとめただけのもの。6本準備しました(2本は帰りにあげたので写真は4本)。いまどきこんな竹の枝で釣りしてる子どももいないでしょうが、こんなものでも竿になるんだよということを伝えようと作ってみたんです。みんなとりあえず釣れたので、ホッ・・・
。
そして翌日は久しぶりに息子君と須磨水族園へ・・・
。食べ物コーナーに立ち寄ると、その奥ではな・な・な・なんと・・・

「大うんち展」・・・
。いろいろな動物のうんちを展示してるんですが(臭いを嗅ぐことができる展示もあります
)、よりによって食べる場所のすぐ奥なんです。うちの息子君さえ、「ちょっとすごくねえ!
」と言っておりました。
・・・ということで、釣りに行けず、欲求不満がたまりましたので、工作をがんばってしまいました。そして、我が家の風呂場は大変なことに・・・
。

竿掛けと玉網の柄のセット、そして4号竿と、二つ同時にプロジェクトが進行しているので、塗りと乾燥が大変なんです・・・
。
来週末も釣りに行けるかどうか微妙な情勢なんで、その時は工作を進めます
。
この週末は、息子君の土曜参観があったこともあり、まともな釣りはなし・・・

でも、まったくやっていないかというとそうではなく



竿といっても、家にころがってた竹


そして翌日は久しぶりに息子君と須磨水族園へ・・・



「大うんち展」・・・



・・・ということで、釣りに行けず、欲求不満がたまりましたので、工作をがんばってしまいました。そして、我が家の風呂場は大変なことに・・・


竿掛けと玉網の柄のセット、そして4号竿と、二つ同時にプロジェクトが進行しているので、塗りと乾燥が大変なんです・・・

来週末も釣りに行けるかどうか微妙な情勢なんで、その時は工作を進めます

2012年06月05日
園芸竿からへら竿へ
6月4日(月)
そろそろ園芸竿から卒業し、へら竿製作へ・・・
。

写真は園芸竿(3号)です。ホームセンターの園芸コーナーで簡単に入手可能な女竹、篠竹、孟宗竹で竹竿作りを練習してきました。もちろん、これでも十分に釣れるのですが、やはりへら釣りに使うなら、穂先は真竹、穂持ちは高野竹、穂持ち下や手元は矢竹というへら竿仕様で作ってみたいものです。
今回、素材の竹をお裾分けいただいたので、さっそくそれで製作をしてみたいと思います
。園芸竿との違いを感じるためにも同じ8尺前後の竿を作ることにしました。

土曜日は釣りに行かなかったので、一日中製作をしてました。穂先削り、2本仕舞いにするための中抜き、そして火入れ・・・。サイズ的にギリギリまで竹の内側を削らないと2本仕舞いにできなかったので、タコ糸を全体に巻いて竹を補強してからゆっくり慎重に中抜きをしました
。なんとかうまくいったようです。また日をあけて、火入れを何度かして戻りがなくなってから、次の作業に取り掛かりたいと思います。
ところで、この前から作業中のものがあります。まずはこれを先に終わらせなければ・・・
。

先日製作した玉網用の柄と竿掛けセットです。もうすぐ完成のように見えるかもしれませんが、まだ10回くらい塗らないといけませんので、今月中には・・・と思っています
。
=======================================
以下、今回のへら竿の仕様のメモです。
※ 予定竿長: 700+700+650+640-(90+80+70)=2,450(約8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。
=======================================
そろそろ園芸竿から卒業し、へら竿製作へ・・・


写真は園芸竿(3号)です。ホームセンターの園芸コーナーで簡単に入手可能な女竹、篠竹、孟宗竹で竹竿作りを練習してきました。もちろん、これでも十分に釣れるのですが、やはりへら釣りに使うなら、穂先は真竹、穂持ちは高野竹、穂持ち下や手元は矢竹というへら竿仕様で作ってみたいものです。
今回、素材の竹をお裾分けいただいたので、さっそくそれで製作をしてみたいと思います


土曜日は釣りに行かなかったので、一日中製作をしてました。穂先削り、2本仕舞いにするための中抜き、そして火入れ・・・。サイズ的にギリギリまで竹の内側を削らないと2本仕舞いにできなかったので、タコ糸を全体に巻いて竹を補強してからゆっくり慎重に中抜きをしました

ところで、この前から作業中のものがあります。まずはこれを先に終わらせなければ・・・


先日製作した玉網用の柄と竿掛けセットです。もうすぐ完成のように見えるかもしれませんが、まだ10回くらい塗らないといけませんので、今月中には・・・と思っています

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以下、今回のへら竿の仕様のメモです。
(長さ) | (込み口径) | (込み長) | (込み元径) | (込み先径) | |
手元(4番) | 700 | 9.0 | n/a | 9.8 | n/a |
穂持ち下(3番) | 700 | 6.2 | 90 | 7.6 | 6.8 |
穂持ち(2番) | 650 | 5.0 | 80 | 5.4 | 4.7 |
穂先(1番) | 640 | n/a | 70 | 4.0 | 3.5 |
※ 予定竿長: 700+700+650+640-(90+80+70)=2,450(約8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。
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2012年05月30日
職人技
5月30日(水)
最近へら釣り用に竹竿作りを始めたばかりですが、YouTubeで関連動画がないかと調べているとへら竿の製作に関するものはあまり出てきませんが、和竿ではいろいろと出てきます。その中でもひとつご紹介したいと思います。
これを見ると製作中に疑問に思っていたところが、一目瞭然でした。百聞は一見にしかず
。それにしてもスゴイ技です。穂先削りなんて、カンナでなくて小刀でそのまま削ってるし・・・
。
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿1/3】
続きはこちらから・・・
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿2/3 】
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿3/3】
竹の火入れだとか、処理を調べていると、和竿や丸竹フライロッドなどの釣り関連以外に竹笛や弓矢の製作に関するものが出てきます。昔は下級武士が弓矢を作っていたそうですが、道具や材料が同じなので、竹笛や釣り竿も同時に作っていたのではないでしょうか・・・。こちらの動画は弓矢の製作ですが、これを見ると、製作工程や技が釣り竿作りと共通であることがわかります。なかなか興味深いです。
【弓矢1/3】
続きはこちらから・・・
【弓矢2/3】
【弓矢3/3】
和竿も弓矢作りも奥深いものですが、技術の継承者は多くはないでしょうから、どうなっていくのでしょうか・・・。こういった伝統工芸がなくならいように願っています。
最近へら釣り用に竹竿作りを始めたばかりですが、YouTubeで関連動画がないかと調べているとへら竿の製作に関するものはあまり出てきませんが、和竿ではいろいろと出てきます。その中でもひとつご紹介したいと思います。
これを見ると製作中に疑問に思っていたところが、一目瞭然でした。百聞は一見にしかず


【下町に息づく伝統の技 江戸和竿1/3】
続きはこちらから・・・
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿2/3 】
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿3/3】
竹の火入れだとか、処理を調べていると、和竿や丸竹フライロッドなどの釣り関連以外に竹笛や弓矢の製作に関するものが出てきます。昔は下級武士が弓矢を作っていたそうですが、道具や材料が同じなので、竹笛や釣り竿も同時に作っていたのではないでしょうか・・・。こちらの動画は弓矢の製作ですが、これを見ると、製作工程や技が釣り竿作りと共通であることがわかります。なかなか興味深いです。
【弓矢1/3】
続きはこちらから・・・
【弓矢2/3】
【弓矢3/3】
和竿も弓矢作りも奥深いものですが、技術の継承者は多くはないでしょうから、どうなっていくのでしょうか・・・。こういった伝統工芸がなくならいように願っています。
2012年05月23日
削り穂改良
5月22日(火)
先日真ん中でパキッと逝った穂先ですが、まずは塗装をはがしてみました。

やはりここかと・・・
。ここは節のすぐ下で、電動ドリルにはさんで紙ヤスリで削った時に削り過ぎたところなんです。節の部分を削ろうと紙ヤスリをあてていると節は硬いので、その周辺のやわらかいところが、どんどん削れてしまっていました・・・
。その結果、節より細く弱そうなので気になっていました。
おまけにインターネットで調べていると、通常は真竹の最良の部分でない限り、折れやすい節前後は糸を巻いて補強するのだということもわかりました。更に、わたしの使っている孟宗竹は真竹と似ているが、ポキポキとよく折れるため、竹細工などには向かない・・・
・・・そうです。
・・・といっても真竹は今は持ってないので、手持ちの孟宗竹で再度挑戦。前回はドリルに咥えさせて60番の紙ヤスリを使った時に削りすぎたので、今回は400番を使った仕上げだけにしました。仕上げ直前まで削り金具と平ヤスリで丁寧に削り込みました。下の写真の削り金具ですが、今回は刃をダイヤモンドヤスリでさらに磨くと、数段削りやすくなりました。

節前後は糸を巻いて補強。火入れは三度ほど。元側の太い部分はいつものガスコンロで、そして穂先の細い部分はヘアアイロンでじっくりと(温度管理ができる)慎重にやりました。

塗りはまずウレタンで糸決め、再度ウレタンを塗り、その上から黒のうるしを4度塗り、さらに仕上げにウレタンを塗って完成としました
。
「あっ、・・・
」

「・・・・・・・
」
そう、一旦完成はしたんです。そして、金属磨き粉のピカットで磨いて、テカりを落とそうとしたんです。古いTシャツにピカットを少量とり、下から上へゴシゴシと・・・
。Tシャツの袖が穂先にひっかかっているのも知らず、ゴシゴシと・・・
「ポキッ
」
一度も使わずに折れました・・・
。心も折れそうになりましたが、熱い怒り
のエネルギーが燃え盛る内に次の穂先の仕込みに突入し、一気にここまで仕上げました。作業が慣れてきて早くなったので、ついでに予備も途中まで削りました。ただ前回より、さすがに手抜きです・・・
。

穂先が硬いと折れやすい気がしたので、今回は今までで一番細くしてみました。また、折れるのか・・・これでダメなら次はさすがに真竹だな・・・
。
先日真ん中でパキッと逝った穂先ですが、まずは塗装をはがしてみました。

やはりここかと・・・


おまけにインターネットで調べていると、通常は真竹の最良の部分でない限り、折れやすい節前後は糸を巻いて補強するのだということもわかりました。更に、わたしの使っている孟宗竹は真竹と似ているが、ポキポキとよく折れるため、竹細工などには向かない・・・

・・・といっても真竹は今は持ってないので、手持ちの孟宗竹で再度挑戦。前回はドリルに咥えさせて60番の紙ヤスリを使った時に削りすぎたので、今回は400番を使った仕上げだけにしました。仕上げ直前まで削り金具と平ヤスリで丁寧に削り込みました。下の写真の削り金具ですが、今回は刃をダイヤモンドヤスリでさらに磨くと、数段削りやすくなりました。

節前後は糸を巻いて補強。火入れは三度ほど。元側の太い部分はいつものガスコンロで、そして穂先の細い部分はヘアアイロンでじっくりと(温度管理ができる)慎重にやりました。

塗りはまずウレタンで糸決め、再度ウレタンを塗り、その上から黒のうるしを4度塗り、さらに仕上げにウレタンを塗って完成としました


「あっ、・・・


「・・・・・・・

そう、一旦完成はしたんです。そして、金属磨き粉のピカットで磨いて、テカりを落とそうとしたんです。古いTシャツにピカットを少量とり、下から上へゴシゴシと・・・

「ポキッ

一度も使わずに折れました・・・




穂先が硬いと折れやすい気がしたので、今回は今までで一番細くしてみました。また、折れるのか・・・これでダメなら次はさすがに真竹だな・・・

タグ :穂先
2012年05月17日
造り節(お試し編)
5月17日(木)
竿掛けや玉網の柄など、小節の竹が好まれますが、なかなか入手することはできません。仮に竹材店で購入できたとしても希少価値もあり、かなりお高いです
。
先日購入した本です。合成竿、ウキ、万力、玉枠、竿掛けなど、へら道具の作り方が書いてあります。これ一冊ですべて作れるということはないかもしれませんが、自作を始めた人にとってはヒントがたくさん書いてあり、すごく役に立っています。

この本の中で、造り節という手法が紹介されています。竹の節のないところに人工的に節を作るんです。難しいかなと思いましたが、ちょっとお試しに作ってみると・・・

想像以上にうまくできてしまいました
。
竹の芽の部分も削ってつくりました。節部分の盛り上げたところをきれいに見せるために、今回は合成うるしの「透」色を塗って下が透けないようにしました。
本番で使うにはまだ改善余地がありそうです
。
竿掛けや玉網の柄など、小節の竹が好まれますが、なかなか入手することはできません。仮に竹材店で購入できたとしても希少価値もあり、かなりお高いです

先日購入した本です。合成竿、ウキ、万力、玉枠、竿掛けなど、へら道具の作り方が書いてあります。これ一冊ですべて作れるということはないかもしれませんが、自作を始めた人にとってはヒントがたくさん書いてあり、すごく役に立っています。

この本の中で、造り節という手法が紹介されています。竹の節のないところに人工的に節を作るんです。難しいかなと思いましたが、ちょっとお試しに作ってみると・・・


想像以上にうまくできてしまいました

竹の芽の部分も削ってつくりました。節部分の盛り上げたところをきれいに見せるために、今回は合成うるしの「透」色を塗って下が透けないようにしました。
本番で使うにはまだ改善余地がありそうです

タグ :造り節
2012年05月15日
ポンプ絞り台の製作
5月13日(日)
先日工作予定を書いた中で、玉網の枠は終了しましたので、次はポンプ絞り台の製作です。
土台と柱の材料は先日玉網の枠に使った割れやすい栂(ツガ)です
。ハンドル部は家に余っていたヒノキの端切れです。土台部分は幅60mm・厚さ24mm・長さ150mmで、底面が30×30mmの角柱を差し込むための穴と、ポンプを置く穴(写真では浅いですが、実際には深い穴、直径40mm)をあけました。写真左は前回の玉枠製作中のものです。

そして、穴に角柱を差し込んでみると・・・
・・・角柱の底面が正方形ではなくひし形に歪んでいるではありませんか・・・
。購入の際にきちんと調べるべきでした。仕方ないので、角柱を削り入るようにして、おがくずとエポキシボンドで大きな隙間を埋めました
。

可動部分ですが、木に直接ボルトを刺すと木が削れて劣化が早いので、角柱とハンドル部分には5mmの穴をあけて、アルミパイプ(外径5mm、内径4mm)を通しました。芯材は4mmのステンレスボルトと蝶ネジを使用します。仮組みしてみました
。

ドリルを手に持って穴をあけているので、穴をまっすぐにあけるのが大変でしたが、少し芯材のボルトの中央部分を削るとスムーズに動くようになりました
。
そして次は色塗りです。下の写真はすでに3度塗りを終えたところですが、ハンドル部分と土台部分の色がかなり違います。同じ塗料を塗っているので、おそらく素材の色が少し違うせいだと思います。最終的には5度塗り+ウレタン塗装しましたが、少し色を変えてあわせていきました。

話は少し脱線しますが、わたしが塗りをする時には写真の①~⑥のものを準備しています。これがあるとかなり作業がはかどります。
①風呂のフタの上で塗りをしていますので、新聞紙や広告を広げます。
②絵皿を掃除する際、また万一のはみ出しにも即対応できるようにキッチンペーパーを準備。
③使用後のキッチンペーパーは溶剤の臭いとうるしがついているので、即ビニール袋で処理。
④絵皿で混ぜます。これがあれば後の筆の掃除も楽です。
⑤スポイトを使用するようになってから、無駄もなくなり、濃さの調整も簡単に!
⑥どこを持って塗るか、またどのように乾かすかを事前に決めておきます。そのために必要な持ち手や洗濯バサミ、かける糸なども準備万端にしておく必要があります。これ最重要
。
塗りが終わった後は、絵皿や筆を溶剤できれいにして、キッチンペーパーでふき取って終了です。そして出来上がったのがこちら。底面には滑り止めのゴムを貼りました。

ポンプの差し込み穴の底には水抜き穴もあけました。

一番下まで降ろした時の感じです。

対して、こちらは一番上まであげた時。

ヤスリがけで手を抜いてしまったので、少々デコボコがあり、塗装をテカらせると波打って美しくないので、金属磨きのピッカトでつや消しにしました。とりあえず、これで完成です
。
今回角柱を使いましたが、市販品と同様に円柱を使った方が簡単だと思います。角柱だとぴったりの穴を土台にあけるのに苦労しますが、円柱だとそのサイズのドリルを買ってしまえば簡単です。おまけにハンドル取り付けの際に側面の抵抗が少ないので、若干穴が曲がっていても問題なく可動すると思います。まあ、次に作ることは当分なさそうですが・・・
。
次の工作は折れた穂先の検証と新たな穂先作りからです・・・
。
先日工作予定を書いた中で、玉網の枠は終了しましたので、次はポンプ絞り台の製作です。
土台と柱の材料は先日玉網の枠に使った割れやすい栂(ツガ)です


そして、穴に角柱を差し込んでみると・・・




可動部分ですが、木に直接ボルトを刺すと木が削れて劣化が早いので、角柱とハンドル部分には5mmの穴をあけて、アルミパイプ(外径5mm、内径4mm)を通しました。芯材は4mmのステンレスボルトと蝶ネジを使用します。仮組みしてみました


ドリルを手に持って穴をあけているので、穴をまっすぐにあけるのが大変でしたが、少し芯材のボルトの中央部分を削るとスムーズに動くようになりました

そして次は色塗りです。下の写真はすでに3度塗りを終えたところですが、ハンドル部分と土台部分の色がかなり違います。同じ塗料を塗っているので、おそらく素材の色が少し違うせいだと思います。最終的には5度塗り+ウレタン塗装しましたが、少し色を変えてあわせていきました。

話は少し脱線しますが、わたしが塗りをする時には写真の①~⑥のものを準備しています。これがあるとかなり作業がはかどります。
①風呂のフタの上で塗りをしていますので、新聞紙や広告を広げます。
②絵皿を掃除する際、また万一のはみ出しにも即対応できるようにキッチンペーパーを準備。
③使用後のキッチンペーパーは溶剤の臭いとうるしがついているので、即ビニール袋で処理。
④絵皿で混ぜます。これがあれば後の筆の掃除も楽です。
⑤スポイトを使用するようになってから、無駄もなくなり、濃さの調整も簡単に!
⑥どこを持って塗るか、またどのように乾かすかを事前に決めておきます。そのために必要な持ち手や洗濯バサミ、かける糸なども準備万端にしておく必要があります。これ最重要

塗りが終わった後は、絵皿や筆を溶剤できれいにして、キッチンペーパーでふき取って終了です。そして出来上がったのがこちら。底面には滑り止めのゴムを貼りました。

ポンプの差し込み穴の底には水抜き穴もあけました。

一番下まで降ろした時の感じです。

対して、こちらは一番上まであげた時。

ヤスリがけで手を抜いてしまったので、少々デコボコがあり、塗装をテカらせると波打って美しくないので、金属磨きのピッカトでつや消しにしました。とりあえず、これで完成です

今回角柱を使いましたが、市販品と同様に円柱を使った方が簡単だと思います。角柱だとぴったりの穴を土台にあけるのに苦労しますが、円柱だとそのサイズのドリルを買ってしまえば簡単です。おまけにハンドル取り付けの際に側面の抵抗が少ないので、若干穴が曲がっていても問題なく可動すると思います。まあ、次に作ることは当分なさそうですが・・・

次の工作は折れた穂先の検証と新たな穂先作りからです・・・

タグ :ポンプ絞り台